episode 9 あの時の彼
(……ッ!?)
(…きらくんって……、)
「…黒瀬、黄蘭…?」
「……ただいま、」
ガチャンッ
家に着き、鍵を閉め、傘をたたむ。
チャリン、とキーホルダーが音を立てる。
(絆の証、か…)
自分の部屋に向かう。
棚の中にある、小さな箱。
へたくそな字で、「いろはのたからばこ」…と。
(たしか、この中に…)
箱を開けると、松ぼっくりやシーグラス、
チョーク石など。
今みると、どれもゴミばかり。
そして一番奥には、キーホルダー。
黄色い星の形をしたキーホルダーと、
透明な雫のキーホルダー、
…そして、黒い水晶玉のキーホルダー。
「…間違いない、」
(あの時の彼は________)
「……黄蘭なんだ」
(…にしても、この水晶玉…、)
「この前の夢の、だよね。」
夢の中の水晶玉、私と黄蘭の彩は黒、
「…私は、一体何なの……ッ?」
考えれば考えるほど分からなくなっていく。
自分がなんなのか、この前の夢との関係、
幼少期の思い出。
でも、1つだけ分かることがある。
私は、わたしは、
夢のために生きている。
中途半端な自分と別れを告げること。
自分自身に、彩を付けること。
皆様、本日も閲覧ありがとうございます。
SnowDropです。
今回も短くて申し訳ありません。
テストまでもう時間が無くて……、
休憩の30分に書ける、500字程度が限界でして……。
申し訳ないです。
さあ、そろそろ最後が近づいてきましたね。
予定通り進めば2.3話程度でしょうか、
最初のうちは上手く進んでると思っていたのですが、
こうやって書いているとあんまりいい作品じゃないな、と…w
まあ、雑談はこの辺りにしましょうか。
改めて、今回も閲覧ありがとうございました。
それではまた会いましょ〜、
コメント
1件
もう少しでエピローグか。 楽しみですなぁ〜!