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祖父母の家に預けられて1週間ほどが経っていた。
私はいつも通り何事もなく平凡な1日を過ごしていた。
だがそんなある日、私はいつも通り母の部屋にいたのだが、その扉の右手前に、もう1つ引き戸の部屋があり、以前からそこの部屋が気になっていた。
そこで何となくその扉を開けてみた…
※この母の部屋があるのは、2話目で従姉に案内してもらった家とは別の向かい側にある家(建物)で、1階は倉庫、2階が2つの部屋で出来ている建物であり、間に車一台分の砂利道と車2台分の砂利の駐車スペースを挟んで、祖父母の家は向かい合う形で2つ建っていた。
そしてその引き戸を開けてみると
そこは五畳くらいの部屋があり、中には自分よりも10歳くらい上に見える中学生くらいのお兄さんがいた。
そう、これが2人いる従兄のうちの1人で3人兄妹の従兄姉の中で一番上の従兄であり、そんな従兄との初対面である。
すると従兄は「どうした?」って聞かれて、どうやら私のことは知っていたらしく、とくに誰?といったような様子でもなく堂々とした様子だった。
そして私は突然のことでビックリして「なんでもない」と言って名前も聞かずにドアを閉めてしまい、誰なのか聞きそびれたのを少し後悔した。
そしてその後は、何事もなかったかのように祖母のいる母の部屋に行き、いつものようにブロックや剣などのオモチャで遊んでいた。
それから夕方になると、いつも通りみんなが集まる居間へと行き、テレビを見ながら台所で祖母と伯母が作る夜ご飯を待っていた。
すると、そこにさっきほど会った従兄と、もう1人次男の従兄がやってきた。これが2人目の従兄との初対面である。
その時の私はなんか気まずい感じがして声もかけれず、従兄2人とはなにも話さずに夜ご飯を食べながらデレビを見たり、お姉ちゃん(従姉)とお喋りしながら遊んだりしていた。
その時に従兄のお父さん(伯父)が、一番上の従兄を「やす(仮名)」と呼び、次男の従兄を「こうき(仮名)」と呼んでるのを聞いて名前を覚えた(ここでは仮名なので関係ないのだが、後に高校生になって知ったのは、一番上の従兄の呼び方は下の名前が4文字で長いので、みんなが略して最初の2文字だけをよんでいたことが分かった)。
そして、ご飯も食べ終わってお風呂が沸いた音声が聞こえると、私はいつも通り一番最初に入ることになり、誰が私と一緒に入るのかを伯父や祖母などが話していた。
すると、どうやらこの日は話し合いの結果、従姉が私のお風呂の面倒を見ると決まったらしく、そのまま着替えの服をお姉ちゃん(従姉)と取りに行きお風呂に入った。
いま考えるとこの当時のお姉ちゃん(従姉)は、まだ5歳にも関わらず、年下の私の面倒を見てお風呂に入れたのはすごいと思うし、服を脱ぐときも「ばんざーい」とか言われて脱がされてたのも懐かしく感じる。
そしてお風呂からあがると、そのままお姉ちゃんにドライヤーで髪を乾かしてもらい、一緒に歯磨きをして、最後の歯磨きの仕上げはやってもらい、そのまま祖母たちのいる居間に戻った。
それから祖母がお風呂から出てくるのを待ち続け、祖母が出てくるとそのまま母の部屋に行き布団に入って眠りについた。
これが私の従兄2人との初めての出会いであった…
しかし私はこの日からなんだか初対面の男の人が苦手になった。その理由としては、従兄と気まずい感じがしたのと、従兄姉の親である伯父が、顔が非常に恐い人だったからだと思う(実はそんな悪い人じゃないんだけどね💧)。
これから色んな人と出会いがある中で、初対面の人だと、私は人見知りだったのか、なんだか恥ずかしさ(照れくささ)や、気まずさなどから必ず祖母や従姉の後ろに隠れて距離をおいてしまうのだが、私は従兄たちと打ち解けて普通に話すことはできるのだろうか…
また、これからの従兄や伯父との関係は、どうなるのだろうか…
それは、またこれからの続きを書きながら紹介していこうと思う…