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もしかしたら似たような小説があるかもしれませんが、パクっている訳ではないです
「どうしたんだ、シャドウ?」
ソラリスを倒し、ソニックとエリスがソラリスの種火を消しに行き、残った自分達は待つだけだった
そんな中、シルバーと二人きりになりたかった
本当にこのままでいいのか、それを聞きたくて
「ソラリスを倒し、今までの出来事が無かったことになるのなら、君も存在しなかったことになる、それでいいのか?」
「、、、、」
世界は彼に何も与えなかった
なのに消えてしまうなんて
あまりにも理不尽ではないだろうか
「オレは、イブリースを倒すことが目的だったし願いでもあった、でもイブリースがあの未来にいなくてもオレは過去に来てたと思う」
「自分の本当の願いは笑顔で幸せな日々が当たり前な、そんな世界なんだ、だからもう充分なんだよ」
闇のように曇りきっている空を見ている彼の眼はどんな状況下でも希望の光が灯り続ける
生まれてくる世界が違えばこんなに苦しまずに、大勢の人々の命を背負わずにすんだのに
どんなに苦しくても、本音を言えるような人さえもいなくて
ずっと一人で背負い続けて、、、、
「幸せな日々が当たり前になって、それでいいのか?」
「!」
「本当は、、、」
そう言えばシルバーの眼から透明な涙がこぼれでてきた
その透明で曇りひとつない涙は彼の心を表しているようで
「本当はこれから先何年も何十年も幸せな世界で生きたかった、、、!あんな世界忘れたかった、、、!」
これが、今まで誰にも言えなかった、隠し続けてきた本音なのだろう
なら、少しでも気が軽くなるように
次、この世界に生を受けたとき、、、
「なら、次君がこの世界に生まれてくるときまで、僕が君の望んだ幸せな日々が当たり前になる世界にしてやる、だからもう一人で苦しみ続けなくていい、、、」
その細い体を抱いて、なんの根拠もない事を言ってしまった
この事をどう思っているのか
「ありがとう、最後まで大切な人の腕の中にいられて、幸せなだったよ、、、」
どれだけ力を込めても君はいってしまって
消えかけていてもその強さは消えていない
今まで自分が見てきた中で、一番の笑顔だった
「ありがとう、愛してる」
そう言い残し君は暗闇に消えていってしまった、、、、、
絶対に次は幸せにしてみせる
「僕も愛してる」