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先生×生徒の学パロです
国設定じゃないし年齢変わってます
後若干菊の自己肯定感が低いかも?
苦手な人は回れ右
日本人にはない綺麗な金色の髪。宝石のように輝いている翠の瞳。
その全てが、私なんかと同じ次元にいていいのかと思うほど美しい。
一方私はなんの変哲もないただの生徒。特に自慢できるとこもなく、ただ平々凡々に過ごしている。
でも、そんな私が幻想を抱くことは許してください!!
「またやってるの?菊」
どこか呆れたような声で私に話しかけてきたのは、同じクラスで友達のフェリシアーノくん。とても優しく、こんな私にも話しかけてくれるとても良い子だ。
私の高校は、グローバルに特化している高校で、世界中の人がたくさんいる。
私はその中の日本人だ。
彼はイタリア人。お兄さんもいて、まさにイタリア男という性格だ。
「何度見ても飽きませんよ!」
美人は3日で飽きると言いますが、それは迷信ですよね、と言葉を続けた。
そんな言葉を返されたフェリシアーノくんは、完全に呆れた顔で頬杖をついていた。
「そっか…」
すると、予鈴が鳴り、がたがたとイスの音が教室へと響く。私達は座ったままだったため、気にもせず話を続ける。
「あー、心臓耐えれますかね」
「人間そんなに弱くないから大丈夫だよ」
そう、言うまでもなく、次の授業は彼の授業なのだ。
あまり開かれることのない口から出る高くもなく低くもない声は、私の鼓膜と心臓までもを揺らす。
そんなの、耐え切れるはずがない!
「完全に1人の世界に入っちゃった」
1人ただ授業を受けるだけなのに、心臓の心配をしている彼を見つめ、面白そうに目を細めた。
授業終わり、先ほどまで使っていた授業の用意を片付け、次の授業の用意を準備する。
周りを見ると、がやがやと友達と話している人たちがたくさんだ。
ちなみに、フェリシアーノくんは用事がある、と言ってどこかに行ってしまった。
特にすることもないため、先に出された課題をやってしまおう、と考えた矢先に誰かに呼び止められた。
「本田。悪い」
私がこの声を間違える訳がない。
「は、はいっ」
少し声が上擦ってしまっていただろうか。
でも、許してほしい。
「この資料運ぶの、手伝ってくれないか?」
だって、憧れのあのカークランド先生に呼ばれたのだから!!!
資料室。電気はあるが、たくさんのものが置いてあるため、少し薄暗い気もする。ここにいつもは彼だけで行っていたはずだが、少し資料が多くなってしまい、私に頼んだという訳だ。
カークランド先生は申し訳なさそうにしていたが、私的には今にも踊れそうなほど喜びに舞い踊っていた。
先生と、二人きり…!!
そう一人浮かれていると、突然隣で一緒に資料を片付けているカークランド先生がこちらへ話題を降ってきた。
「本田は、優秀だな」
「そっ、そんな…!ありがとうございます!」
そんな褒めの言葉に思わず感激で声が震える。
「ああ。気遣いもできるし真面目。思い人の一人ぐらいはいそうだよな。」
告げられた言葉に目を伏せる。褒めてくれるのは本当に嬉しいし、今でも感激の涙が溢れそうなほどだ。
一人勝手に沈んでいると、そんな様子の私に気付いたのか、資料を片付けていた手を止め少し申し訳なさが滲んでいる声で話しかけてきた。
「…悪い。そう急に話す内容じゃないよな…」
「い、いえっ!」
慌てて首を振る。別に、その話題が嫌だったわけではないのだが……
「私の思い人だなんて、カークランド先生以外考えられる訳がないのに。」
「…っは、」
「…え?」
カークランド先生は、その白く綺麗な頬を赤く染め上げていた。
な、なぜ…?
そう少しの沈黙の間に、自分がした失言を思い出してしまった。
焦りで思わず口元に手を塞ぐ。
「あっ、え、と…!」
「……今の、本当か?」
こちらを向く問いかけるような鋭い瞳と言葉に、言葉が詰まりそうになるが、必死に答える。
「ほ、んとうです……すみません、私なんかが……!」
「……好意は嬉しいけどな、お前はまだ生徒だろ?」
「…っえ?」
彼の綺麗な顔がニヤリと歪む。
「卒業後にまだ好きだったら、考えといてやるよ」
「へっ…!?」
「そ、それはどっちが…!?」
「さぁてな。手伝い助かった、ありがとな」
そう言って彼はスタスタと廊下を歩いていってしまう。先ほどの爆発宣言に気を取られている私を置いて。
一人ポツンと残された資料室に、へなへなと座り込んだ。
頬に当てている手があたたかく染まっていく。この心臓の高鳴りを止めるにはどうしたら良いのだろう。
本当に、ずるい。
「絶対、好きって言わせてやります…!!」
皆様、明けましておめでとうございます。
今年も健康に過ごせたらなと思います。
ここ最近は寒いので、皆様、どうぞ暖かくしてお過ごしください。
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