TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

odmn能力学園

一覧ページ

「odmn能力学園」のメインビジュアル

odmn能力学園

1 - 第1話 入学

♥

45

2024年08月09日

シェアするシェアする
報告する

この世界には、”能力”というものが存在している。

能力専門の学校は多数あるが、ある一つの学園は少し特別だった。

“推薦”だけで選ばれる。ある日学園から手紙が来て、その学園に入学出来る。

選ばれる確率はごく僅か。文字通り最強と呼ばれるほどの能力者たちが集まる学園。

そんな”おどみん学園”の校門におどろくは立っていた。


「ここが…今日からおどろくが住む所…」

いい忘れてたけど、この学園に入学したら寮に住むことになる。卒業まで。

…でも卒業の難易度が高すぎなのだ…

「…おい!」

ん?

おどろくが建物を見上げていると、後ろから誰かに話しかけられた。

「お前、なんでぼーっと突っ立ってるんだよ!」

う…めんどくさい人に絡まれたのだ。

…よし、無視しよう。

おどろくは無視して歩き出す。

「…チッ!〈能力発動:ハンマー〉」

その人は怒っておどろくに向かって能力を使った。

周りから悲鳴が上がった気がする。

「…〈能力発動:ウルフ〉」

おどろくはそいつの後ろに素早く回り込んで、蹴りを入れる。

「がっ…!?」

そいつは気絶して倒れ込んだ。

…あ、つい少し本気で蹴っちゃったのだ。

…周りからの視線が凄いのだ。こんなときは逃げるのだ!

おどろくは急いでその場から走り去った。


「………はあ〜…」

入学式が終わって、教室に入ったおどろくは息を吐いて席に座る。

おどろくの能力、つよつよだけど使うと物凄く疲れちゃうのだ…

「…ねーねーちょっと。」

「…?はい」

机に突っ伏して寝ようとしたときに、誰かに話しかけられた。

「君ってさ、さっき校門前でなんか不良っぽいのぶん殴ってたよね?あれ凄かった!」

「あー…で、できればこの話は大事には…」

「あー多分無理、だって結構な人が見てたと思うよ。」

「そ、そんなー…」

目立たないようにするおどろくの計画が…

「あ、忘れてた。私の名前はべる、よろしくね。」

べるさん…どこかで聞いたことあるような。

「えっと、おどろくなのだ。よろしくなのだ。」

「なになになんか面白い話してた?」

「あ、ななっし〜。」

ななっし〜さん…あ!思い出したのだ!

二人とも、能力者たちが戦う大会でいつも上位にいる人たちなのだ。

…さ、さすがおどみん学園。つよつよな人たちがたくさんいるのだ。

「えっと…おどろくなのだ。よろしくなのだ。」

「あーあの不良をボコしたって噂の!」

もう噂になってるのだ!?

「そうそう、そのことでちょっと話してたんだよ。」

「あーなるほど…そういえばさ、今度学園大会があったよね?」

「学園大会?」

おどろくは首を傾げる。

「学園大会っていうのは学園内で開かれる大会のこと、優勝者と上位者は生徒会に入れるんだって。」

「へー…」

何も知らないおどろくにべるさんが説明してくれる。

「…それでさ、おどろくさんその大会で活躍しそうなんだよね。」

「…え?」

「あー確かに!」

「いやいや、おどろく別に優勝とか生徒会に興味無いし!」

「でも大会には生徒は全員強制参加だよ。」

完全に終わった…おどろくの平和でほのぼのとした学園生活が…

…でも、頑張るしかないか。

………ウルお姉ちゃんと、あんな約束しちゃったし…

この作品はいかがでしたか?

45

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚