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1件
💙「学校疲れたー」
ころんさんがソファーに座ってそう言った
さとみさんも隣に座って眠たそうにしている
💜「ほら、さとみくんもころちゃんも制服部屋にかけてきなさい」
💙💗「はーい…」
『(お母さん…?)』
❤「○○〜?制服かけ行かないの?」
『え あ、行きます』
❤「(´・н・`)」
『?莉犬さん?』
❤「莉犬兄って呼んでよ……」
『へ…』
❤「………なんでもない」
拗ねた様子で階段を上がっていった莉犬さん
私はポツンと制服姿のままその場に残った
『…………』
“莉犬兄って呼んでよ……”
『ッ……』
ごめんなさい………まだ
お兄ちゃんって呼べる日は
遠くなりそうです…
❤「はぁ…」
何言ってんだろ…
莉犬兄って呼んでよなんて
無理に決まってるじゃん
○○困らせるだけなのに…
莉犬兄って呼んでよ……って言った時
○○、目見開いて
困った表情した…
帰る時、少しだけ敬語抜けたから
呼んでくれるとでも思ったのかな…
❤「拗ねたって無駄なのに…」
((コンコン
❤「?はーい」
((ガチャ
💛「I˙꒳˙)」
❤「るぅちゃん、どしたの?」
💛「今日の宿題で分からないところがありまして…」
❤「ん、どれ?」
💛「えっと、この みずめん の面積を求める問題が」
❤「え?」
💛「?」
❤「る、るぅちゃんもっかいこれ読んで?」
💛「みずめん」
❤「スーー、るぅちゃん、先に漢字の勉強しよっか」
💛「?」
💙「さとみくーん」
💗「んー?」
💙「○○って何のゲーム好きかな」
💗「知らねー」
💙「だよねー」
あんま自分のこと話してくれないもんなー
💙「さとみくん聞いてきてよー」
💗「今手離せない」
💙「(思いっきりベッドで寝転がってるじゃん…)」
💗「ころん聞きにいけよ」
💙「えー」
💗「ころ兄って呼んでくれるかもだぞ?」
💙「ぐぬぬ……行ってくる…」
💗「おー」
💙「○○〜」
『はい?』
リビングでななもりさんに紅茶を貰ってたら
ころんさんに話しかけられた
💙「○○ってゲーム好き?」
『ゲーム……』
『って昨日やったやつですか?』
💙「え?うん……もしかしてゲーム知らなかった?」
『……はい』
💙「………」
💜「はい○○、熱いから気をつけてね」
『あ、ありがとうございます』
熱…
💙「よし!じゃあ○○!」
『……はい』
💙「今からめっちゃゲームやろう!」
『は、はぁ…』
💜「ころちゃん、宿題終わってからね」
💙「すぐ終わらしてくるから、待ってて!」
『あ、はい』
ビューンと効果音がつきそうなほど
素早くころんさんは自室へと行った
ガタとななもりさんが
私の目の前の席に座った
💜「○○今日学校どうだった?」
『……よかったです、初めて行けたので』
💜「あ、やっぱり嘘だったんだ。行かせてもらってたって」
『すみません…』
💜「いーよ、これ以上心配されたくなかったからついた嘘なんでしょ」
『お見通しですね』
💜「そりゃあね、手見ればわかったし。○○ぐらいの歳の子がそんなに手が荒れてるなんて家でずっと雑用してたしか思えないからね」
『………さっき莉犬さんに、莉犬兄って呼んでって言われて、少し、動揺しました…』
💜「……」
『前のお兄ちゃん達は、私が名前を呼ぶのを嫌ってたので。』
💜「……そっか、さとみくんも言ってたけど、そのうちでいいから」
『…はい』
💜「そろそろ飲めると思うよ」
『はい、いただきます』
『………………暖かい……』
💜「^^」
『………本当は、呼びたいです………』
💜「……」
『……けど、声が、でなくて…』
💜「……」
『……ごめんなさい……』
💜「……○○は、どうしてすぐにそうやって謝るの?」
『…え』
………いや、前編、とか、後編、とかしてみたくて…
えと、すみません……
お、おつれも〜…🍋🍋