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アメリカ「おい日本!」
日本「は、はいっ」
アメリカ「これやっとけ」
日本「え、でもこれアメリカさんのじゃ…」
アメリカ「良いからやっとけ!分かったな?」
日本「っ…は、い…」
私は会社で一番の嫌われ者だ。 …いや、会社だけじゃないか。
家でも姉さんに嫌われている
にゃぽん「…」
日本「あの、姉さ」
にゃぽん「うるさい!…どっか行ってくれない?迷惑」
日本「ぁ、ごめんなさい…。」
はは、一体何をしたらこんなに嫌われるのでしょうか。…なんて、今更か…
◾︎◾︎「…(このままだと、日本が壊れる…)」
日本「…」
はぁ、また憂鬱な1日が始まる。良い事なんて一つもないのに。
会社ではあれこれ任せられ、出来なかったら説教。失敗したら説教。迷惑かけたら説教。
家では姉さんに喋りかける事すら叶わない。
日本「…本当に、私って何の為に存在しているのでしょうか…」
そう呟いても、1人の空間だから何かを言ってくれる人なんていない。
…まぁ、居なくて良いんですけどね
私は、弱くていつも失敗する出来損ない。いつも笑いものにされてしまう。…自分が悪いんですけどね
日本「…一度で良いから…誰か、誰か私の事を愛してください…」
◾︎◾︎「…我が息子の為なら、何だってやろう。」
日本)…へ?
日帝(陸)「あぁすまない、自己紹介が遅れたな。お…ワタシは大日本帝国陸軍だ。日帝か陸、父上と呼んでくれ」
日本「え、え…?」
日帝(陸)「どうした?」
日本「あ、いえ、何でも!」
後にこの人との出会いが、私の人生を変えるだなんて、思ってすらいなかった。
日本「…はぁ…」
日帝(陸)「溜め息ばかりだな。何かあったか?」
日本「まぁ…仕事を押し付けられるとかですね…」
日帝(陸)「…それは前もだったのか?」
日本「いえ、前は頼まれてやっていましたが…今は完全に奴隷扱いですよ」
日帝(陸)「そうか、そうか。…彼奴ら、約束を破りやがったな…」
日本「や、約束?」
日帝(陸)「あぁ、日本は気にする事じゃないぞ。これはワタシと米帝の問題だからな」
日本「…あの、無理に一人称を変えなくていいんですよ」
日帝(陸)「…!…バレていたか」
日本「自己紹介の時も俺って言いかけてたし、何だかカタコトだったので」
日帝(陸)「…ならば遠慮なく。感謝する、日本」
日本「いえいえ、当然ですので…」
日帝(陸)「それでもありがとうな」
日本「!はい!」
そしてある日、父上鎌日帝(陸)さんが変な事を聞いていた。
日帝(陸)「なぁ日本。辛いか?」
日本「え?…まぁ、辛い方…なんですかね」
日帝(陸)「…そうか。今の生活は嫌か?」
日本「今?…そうですね…父上が居ない時は理不尽すぎて過労死するかと思いましたけど、父上が来て?からは楽になりました!」
日帝(陸)「…なるほどな」(少微笑み
日本「ありがとうございます、父上」
日帝「嗚呼。どういたしまして」
日本)…カタカタ×???(キーボード音)
ポンッ(肩)
日本「ひゃぁ!? ///」
ドイツ「…(声エッロ)」
日本「…(やらかした…)」
イタリア「ドイツー!って、げぇ、日本…」
日本「(あのイタリアさんにまで嫌われるなんて本当に私何したんでしたっけ)」
ドイツ「…あー、日本。すまなかった」
日本「ぁ…さっきは私もすみません。集中していて気付きませんでした。不甲斐ないです」
ドイツ「あ、ちがっ…」
日本「あ、皆さんの分のものやっておきますので休んだり何だりしていて良いですよ」(少し作り笑い
ドイツ「っ!(今言わなきゃ今後言う機会無くなっちまう…)」
日本「私なんか、こんな事しか出来ないので」
ドイツ「日本!」
日本「っはいッ!?(もしかして怒られ…)」
ドイツ「ごめん!!」
日本「…はい?(さっき謝ってくれましたよね…?)」
ドイツ「同盟組んでたのに、助けられなかった。…日本、お前、壊れかけてるんだろ?」
日本「……へ…?…バレ、た、?あのアメリカさんにも、中国さんにもロシアさんにもフランスさんにもイギリスさんにも、皆さんに、今までバレたこと無かったのに…」
ドイツ「もういい。良いんだよ、日本…。今更俺が言うのもあれだが…自分の心を封じて、壊してまで自分を騙し続けなくてたっていい」
日帝(陸)「…良かったな。日本」
日本「父、上…」
日帝(陸)「…ごめんなぁ、日本…」
日本「父上…っ」
ドイツ「…親父の、戦友か。」
日帝「先輩の息子君…で合っているよな?」
ドイツ「あ、はい」
イタリア「…ん?そ、その人は…?」
ドイツ「この人は親父の戦友だ」
日帝「イタ王の息子君か。…先輩に見つからないようにな。あの人裏切り者関連は排除しようとするからな」
ドイツ「あとは俺に何かあった時。…どっからその情報を得たのやらと思ってる」
日本「…ぅ…っ」
日帝「__日本!!!」
ドイツ「日本っ!」
イタリア「日本!?」
日本「…こ、こは…?」
にゃぽん「…日本…?」
日本「…姉、さん?」
にゃぽん「!日本っ!!」
ギュッ
日本「わわっ!?姉さん…?どうし…」
にゃぽん「ごめんっ、ごめんねッ…!」
日本「へ…?」(少しずつ涙が出てくる)
にゃぽん「たった一人の弟なのに…っ、蔑ろに扱っちゃって、ごめんね…!!」
日本「う、うぅっ…ゔわぁぁんっ!」
日帝(陸)「…」
あぁ、いつまでもこんな風だったら良いのに
みんなで仲良く、食卓を囲んで、笑いあって
…俺も、もっと…もっと…素直に、言葉にしてやれば、良かったのだろうか…
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1945年 8月6日
ヒロシマに原子爆弾が落とされ、大日本帝国航空軍の空の死亡が確認された。
1945年8月9日
ナガサキに原子爆弾が落とされ、大日本帝国海軍の海の死亡が確認された。
1945年8月15日
日本で太平洋戦争…別の言い方では大東亜戦争が終わった。ヨーロッパでは5月8日に、先輩…ナチス・ドイツが降伏して終わったそうだ。
もし、もっと早くに日本で戦争が終わっていたら…俺は…■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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日本「父上」
日帝(陸)「っ!…日本?どうした?」
日本「…ありがとう、陸」
日帝(陸)「…!」
日本「さて、今日は皆さんで騒ぎましょう!」
日帝(陸)「…ふ、そうだな!」
ドイツ「ロシア達にも言ってくるな〜」
イタリア「ioもフラカs…フランス達に言ってくるんねー!」
日本「はい!今日は何よりも楽しく過ごしましょう!」
日帝(陸)「嗚呼、そうだな」
過去に辛い事があったって、それを笑い初めて過ぎ行く。…あの二人が向こうで幸せに生きていると信じて。
◾︎「あーぁ、子供なままなのは僕らなのかなぁ?」
◾︎「何で俺もなんだよ」
◾︎「えー!?そうじゃないの?!」
◾︎「違うわ!俺は子供じゃない!空が子供のままなだけだ!」
空「海だって!短気な所とか子供でしょ!」
海「はぁ?!ちっげーし!」
空「じゃあ僕だって違いますー!」
◾︎◾︎「ほれ、喧嘩するでない。儂にとっちゃあ皆子供じゃ」
空「むっ、僕らは立派な大人だもん!」
海「そーだそーだ!」
◾︎◾︎「そういう所とかを、子供っぽいと言うのではないかの?」
空「うっ…」
海「ぐうの音も出ねぇ…」
空「で、でも僕らは大人だよ!父上!」
江戸「そうかの?儂にはお主らが子供にしか見えぬぞ?」
海「あぁもういい!この話はやめだやめ!」
江戸「そうかそうか。…にしても、陸も立派になったな」
空「…陸は、僕らのお兄ちゃんだからね」
海「…クソ兄貴…」
日帝(陸)「…あ?何か今とてもムカつく様な発言をした奴が居るな…?」
日本「そうですか?僕は特に何もないんですけど…。…あ」
アメリカ「ぼ、僕?」
日本「わ、わぁー!!忘れてください!」
アメリカ「じゃあきちんと記憶に残しとくな!」
日本「真逆の事しないでください!!」