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──────ガチャ
あれから更に20分ぐらい歩いて
ついにたどり着いた、、、
少し豪華な扉を開けてその部屋に入る
「案外狭いんだね」
いざ部屋の中に入ると外見に似ず
質素な造りになっていたので、思わず
ポツリと、心の声をもらす
「確かにね、質素な造りに見えるかもしれな いけど、結構いい本あるよ?」
私の言葉を聞いた彼は図書室(?)の方へ歩いていき、1冊の本をそっと私の前に置いた
「なにこれ」
その本があまりにも分厚かったものだから
流石にツッコミを入れる
見ただけで吐き気がしそうな分厚さだ、
きっと中身は10000ページぐらいあるのだろう
「これ、お気に入りなんだよね、
ルナもきっと気にいると思う」
お気に入りなんだよね、と軽く言われても
外見がゴツすぎて、読む気も湧いた瞬間に
失せてしまう
内心、死んでも読みたくないと思っていたがここまで来て嫌だと言うのもなんだろう。
せっかくだから、少しだけ読んでみようと
思い、渋々その本を手に取る
「ありがと、少しだけ読んでみる」
私がそう言ってその本を読み始めたのを
見ると、彼は
「うん、じゃあ俺は少しだけ散歩してくるよ」
と言って図書室(?)から出ていってしまう
少しだけ、と彼は言っているが
先程ここら辺を歩いてみてわかったのだが
この空間は無駄に広い、本当に無駄に
そのため彼は、早かったとしても私が
この本を500ページぐらいまで読まないと
帰ってこないのだろう
その事実、、、予想に私は眉間にシワを寄せ、
視線を本に戻す
コメント
6件
自分が1000ページぐらいある本だされたら、即逃げるかな‼️