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私は、この世界で何をすれば良いのでしょうか?その答えを見つけられずにいます。 アイネ・クライネ - 第1話【はじまり】 - ンは、彼女のことを知っている。 1-2(live) - ジックにゆれる - ニタナティル大陸南東部『アエテル村』-カトヴァーリ町 ジクジンの町で起こった2つの事件から3日後-私は、いつものように目覚めて学校に行く準備をしていた。 「おはよ!」部屋を出る時に母と挨拶を交わした。母は私のことを少し悲しげな表情で見ており、私も何かを感じたのか不安そうな顔をしてしまった。「…ごめんね…」母は何も悪くないことはわかっていたが、それでも言わずにはいられなかったのだ。 この村は、かつて人攫いによる村の壊滅を企てた魔神族によって甚大な被害を受けていたことがあり、その時の惨劇を思い出したのかもしれない。私が生まれたばかりの頃の話だから母がこの話を覚えているはずもないけれど、 (私がいるから…)そう思うと胸が張り裂けそうなくらいの悲しみと切なさが込み上げてくるのだ。でも私にはどうすることもできないし、何より私という存在のせいで人が不幸になるなんて絶対に嫌である。 (…今日も平和だ~)いつも通りの朝を迎え、私は元気いっぱいのまま家を飛び出した。 (あれっ?)家の前に人だかりができており、その中に見覚えのある人影があった。あれは…! 「あっ!パプロ君!!」その人は私の友達であり幼馴染でもあるパワプロ君だった。パプロ君は私の声に気が付いて、 「おおっ!おはよう!!マリンちゃん!」元気に挨拶を返してきた。彼の明るい性格のおかげで落ち込んでいる心が少しだけ明るくなったような気がした。 [ジック]「今日は早いねぇ」[マリン]「うん!昨日は早く寝るようにしようって決めたんだ~。えへへ♪」[ジック](相変わらずかわいいなぁ……)彼は私のことを知っているみたいだけど、それは私が転生者であることが理由でそうなっているだけであって、本当は違う名前があるんだけどその名前がちょっとね………