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注意
・女主人公
・ないこ夢(仮)含む
・夢主おかしい(少し)
・自殺
・バドエン
・虐待(?)
・ないこ侮辱 有 かも
𝕤𝕥𝕒𝕣𝕥
私は虐待なんてしていない。
何故急にこんな話になったかというと、最近お母さんに怒られたからだ
「妹に虐待をするな」 と。
もちろん私は虐待なんてしていない。確かに妹にものを投げつけたりはしている。でも妹が悪い。私が少し何かをしただけで、煽るように話しかけてくる。
「お前のせいで」
とずっと言ってくるのだ。そんなのストレスがたまらないわけがないだろう。
他にも、何か忘れた時などには、自分でやる前に、必ず私にやらせようとしてくる。この前なんか、トイレを尿で汚したのを拭けと言ってきた。これこそ虐待では無いだろうか。
そーゆーストレスが溜まった時にストレスを発散するものなんて無いため、その場にあるものを妹に投げつけているだけなのだ。投げつけているものだって、ぶつかったら怪我をするような危ないものでは無い。だからそこまで私は悪くないと思う。
『何やってるの!』
…お母さんが来た
『ちょっとあんた!』
バチン、と音が鳴る。私がお母さんにビンタされたのだ。
「…お母さん。私何もしてないよ」
『はぁ!?服投げてんじゃない!!』
「それは妹が自分で取れるのに私にやらせようとするからでしょ。私悪くないじゃん」
今起きたことを説明しよう。
妹が私に『服をとれ』と言ってきた。腹が立ったので私は妹に服をぶん投げた。するとお母さん登場。以上。
やっぱ、私悪くなくない?
『全部あんたが悪いに決まってんでしょ!? 』
「でもその原因は妹じゃん」
『はぁ!?あんたバカなの!?』
ひど。
「もし私が悪かったとして、どの道なんで妹にはキレないの?原因なのに。」
『はぁ?ほんとに何言ってんの?
とにかく、ものを投げたら悪いのはあんたになるの!わかった!?』
「…はぁーい」
…変な理論だね。おかしいよ
なんで私に”だけ”怒って”原因”には怒らないの?
ほんとに
『 死ねばいいのに 』
学校で私は、周りの人達に嫌われてるんじゃないかと思う時がある。
この前は私が友達に話しかけに行くと、とても嫌そうな顔をされた。
その前なんかは、私はただ1人遊びをしていただけなのに、まるで”化け物”を見るような目を向けられた。
酷い。私の何がいけないんだろう。1人遊びだって、嫌いな人を描いて、それをひたすら黒く塗りつぶすことを繰り返しているだけだ。一般的な遊びでしょ?変なことなんてひとつもないじゃん
『…あの、』
「!」
誰かが私に話しかけてきた。
隣の席の村田さんだ
…もしや私と友達になりたいとか
だったらいいなぁ
「どーかした? 」
『あ、えっと、それは、何してるの…?』
どうやら村田さんは私の1人遊びが気になるらしい。
もしかして知らないのかな?
「村田さんって嫌いな人いる?」
『っえ?』
「これはね、嫌いな人を描いて、ひたすら黒く塗りつぶすんだよ」
『ぇ、え…?』
村田さんは戸惑っているが、私は気にせず話す
「ストレス発散になって楽しいよ
…村田さんもやってみる?」
私が話し終わると、村田さんは
『えっ、わ、私はいいやっ、じゃ、じゃあね…!』
と、顔を真っ青にしながら走っていった。
…なんで?
なんで怯えるの?なんでそんな”化け物”を見る目で私を見るの?
酷いよみんな
私”だけ”おかしいみたいにして、
みんな、
『死ねばいいのにな』
そんな私にも彼氏がいる。
しかも私の彼氏は、イケメンで、優しくて、頼りになる。最高の彼氏。これ以上なんて無い、私の唯一の宝物。
でも最近は、そんな彼氏と距離があるように感じる。まぁ私の気のせいだろうけど。
『…おまたせ』
「!ないこくん! 」
そう、この人が私の彼氏、内藤ないこだ。知ってる人もいるだろう。そう、SNSで有名な歌い手の、あのないこだ。
そんな彼と私は付き合っている。
ちなみに今日はデートだ。
「ないこくんっ!今日はあそこのカフェでいいんだよね?」
『あぁ…うん』
やっぱり少し距離がある気がする。付き合ったばかりの時はもっと優しく接してくれたのに。今は素っ気ない感じ。
『…ねぇ』
「ん?」
『ちょっと話したいことがあるんだけど』
「話したいこと?いいよっ!カフェ入ってからでもいい?」
『…うん 』
珍しいな。ないこくんから話って
まぁないこくんだし、悪い話じゃないでしょ。
私達ももう5年付き合ってるし、プロポーズだったりして
そんなことを考えながら、私たちはカフェに入った。
「ないこくん。話って?」
カフェに入り、私はさっそくないこくんに聞いてみた。
『…あのさ、ずっと前から言おうと思ってたんだけどさ』
ないこくんは、1回深呼吸してから言う。
『俺たち、別れよう』
「…へ?」
アホみたいな声が出てしまった。
でもしょうがない。それだけ驚いたのだから。
『その、お前ってさ、なんか、普通の人とは違うっていうか、どこかズレてるっていうか、』
未だに驚いている私を気にもせず、ないこくんは話を続ける。
『だから、さ、俺たち別れた方がいいと思うんだよね』
ないこくんが話し終わる。
…なんで?
私にはないこくんしかいないのに、
他の人は私を変だろ言うから!ないこくんだけだったのに。
ないこくんまで私を”おかしい”っていうの?
なんで私”だけ”、こんな目にあわなきゃ行けないの?
家族にも友達にも嫌われて、彼氏にも振られて
私悪いことしてないじゃん。
もう全員、
死ねばいい …あれ?
…私天才かも。
とてつもなく凄いことを思いついた。
私は勢いよく立ち上がった
ないこくんが不思議そうに私を見つめる。
「わかった、別れる。じゃあデートも中止だね」
私はないこくんに言う。
「今までありがとう。大好き。じゃ、また来世でね。」
『…え?それってどういう…』
戸惑うないこくんを無視して、私はカフェから飛び出る
私はずっと嫌いな人に”死ねばいいのに”と思って生きてきた。
でも、それだけじゃ自己中すぎたよね
だから私は思いついた。
みんないらないなら
私がいなくなっちゃえばいいじゃん
って。
だって私がいなくなれば、どの道みんなと会わなくて済むし、みんなも私と会わなくて済む。凄くいいじゃん
そう考えてるうちに、私の目的地に着いた。
私はおかしい。どこがおかしいかは私には分からない。
でも、みんなが私をおかしいって言い続けるから、きっと私はおかしいのだ。でも、私はそれも個性だと思う。いいじゃないか。個性が変でも。それが私だ。
私は今から死ぬ。
みんなのかわりに私が死ぬのだ。
誰も私の個性を認めてくれなかったからこうなったのだと、私は思う。
でも、その個性を私が認めている。
私”だけ”が認めている個性。
とても素敵だとは思わないだろうか。
この個性を認められるのは、
「…”私だけ”。」
ありがとう。さよなら。
そして私は、ビルから飛び降りた。