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#シクフォニ
ふきゃ
72
#御本人様とは一切関係ありません
現世くるり ◤ ペア画なう ◢
2,779
翌日。
暇72は確信していた。
いるまも確信していた。
こさめも確信していた。
LANもたぶん確信していた。
ただ一人。
みこと本人だけが認めていなかった。
みこと「だから違うって。」
暇72「好きなんだろ。」
みこと「違う。」
いるま「好きだろ。」
みこと「違う。」
こさめ「好きなんだ!」
みこと「違う!!」
LAN「逆に何ならそこまで否定するの。」
みことは机に突っ伏した。
みこと「だってさ。」
全員「うん。」
みこと「そんなわけないじゃん。」
-–
そんなわけない。
そう思っていた。
本当に。
だって最初はただの冗談だった。
好きな人なんていなかった。
なのに。
すちが笑うと嬉しい。
すちと話すと楽しい。
すちが誰かと話してると少し気になる。
みこと(いや待て。)
みこと(これアウトじゃん?)
そこで思考を止めた。
認めたら負けな気がした。
その日の夕方。
すち「みことー。」
名前を呼ばれる。
みこと「な、なに?」
すち「買い物付き合って。」
みこと「え。」
二人。
二人で。
買い出し。
みこと(終わった。)
暇72「行ってこい。」
いるま「頑張れ。」
こさめ「応援してる。」
LAN「バレバレだな。」
みこと「なんで応援されてるの!?」
数十分後。
スーパー。
すち「牛乳買った?」
みこと「うん。」
すち「卵は?」
みこと「買ったよ。」
普通。
めちゃくちゃ普通。
なのに。
みこと(なんでこんな緊張するんだ。)
ふと。
みこと「あ。」
棚の上の商品に手を伸ばす。
届かない。
すち「取るよ。」
手を伸ばして商品を取る。
みこと「ありがとう。」
すち「どういたしまして。」
笑う。
みこと「っ……。」
終わり。
人生終わり。
みこと(どういたしましてで顔熱くなるの重症すぎ。)
帰り道。
二人並んで歩く。
夕焼け。
少しだけ沈黙。
すると。
すち「ねぇ。」
みこと「ん?」
すち「好きな人の件。」
みこと「ぶっ!?」
危うく飲み物吹きそうになる。
すち「大丈夫!?」
みこと「だ、大丈夫!!」
全然大丈夫じゃなかった。
すち「まだ教えてくれないの?」
みこと「教えない。」
すち「そっか。」
少しだけ。
少しだけ寂しそうに笑った。
その顔を見た瞬間。
みこと「……。」
胸が苦しくなった。
みこと(なんで。)
みこと(そんな顔するんだよ。)
すると。
すち「応援してるからね。」
みこと「え。」
すち「その人とうまくいくといいね。」
優しい声。
本当に優しい。
だからこそ。
みこと「……。」
なぜか。
少しだけ。
嫌だった。
みこと(応援しないでよ。)
思った瞬間。
みこと「……あ。」
気づいてしまった。
みこと(俺。)
みこと(ほんとに。)
みこと(好きなんだ。)
夕焼けの中。
一人だけ顔を真っ赤にしたみこと。
その顔にすちは気づいていなかった
コメント
3件
おーん😭 ~ 👑彡 が 自覚しましたね やっと … いや お二人が尊すぎて 🫠みーちょ 小説書くの 上手いね ‼️ 尊敬 ✨
うわあ、みことの自覚回きた……! 周りみんな気づいてて本人だけ認めないのは定番だけど、スーパーの「どういたしまして」で顔熱くなるの、めちゃくちゃ初々しくて可愛い。すちの「応援してるからね」が優しすぎて、むしろ胸に刺さるよなあ。応援しないでって思っちゃう気持ち、すごくわかる。夕焼けの中で一人赤くなってるのみことだけってのがもうね……甘酸っぱすぎる。続き気になります!