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カナダ病みは美味しい、どうも瀬戸です

うふふ…今回はカナダ病みですわ!あっ!学パロです!

地雷の方は逃げてください












「もっとちゃんとしてくれない?他の人はできてるのに…」

…そんな一言で、今まで積み上げてきたことが全て崩れた気がした

「キミのおにイちゃンの亜め利カ゚クン?ハスゴ衣で来テ単ダケド無ぁ…双子でしょ?なんでキミは出来ないの?」


多分、その後も何か言われていた。

ぼやぼやと頭の中をすり抜けていった。だからかな?そんなこと頭に入ってこなかった。でも…ただひたすらに不快で…涙を必死に堪えていた。

自分ができない事なんて、分かってる。なんなら自分が一番理解している。でも…こっちだって頑張ってきたんだ。

…都合の良い言い訳だって分かっているけど…どうにもプレッシャーとか、人の視線が苦手で、そういうとき…いつもテンパってしまう。そんなせいでいつまで怒られる。まぁ自業自得なんだけどさ…でも……一言くらい…「よく頑張ったね」の一言くらいかけて欲しかった。


「すみません……失礼しました。…」

説教が終わると、そう言って逃げいるように部屋を出た

そのままトイレに駆け込み、泣いた

泣きたくなんてない、でも涙は勝手に出てくる。必死に声を押し殺して…止まらない涙をどうにか抑えようとしていた


…たった数分で涙を拭き、教室に戻る

すると、双子の兄のアメリカが話し掛けてきた

「おぉ!カナダ、遅かったなぁ!」

「どうだった…?!」

「…ぜんっぜんだめだったよぉ!……また怒られちゃった……」

必死に取り繕って、偽物の笑顔を造って、涙を堪えて、…そう答えた

「Why?!カナダ、あんなに頑張っていたのになぁ…まぁ、大丈夫だ!俺も全然できねぇし!よく怒られるし!気にするなよ!」

やめて

「あはは…ありがとぉ…」

やめて…やめて、やめて…やめて…

あ…嫌だ…なんで?…分かってるよ。…兄さんは悪くない…僕を…慰めようと、元気付けようとしてくれているだけだよ。…優しいだけ、…でもさ…

兄さんだけには言われたくないよ…

兄さんは…自他ともに認める”天才’’だ。

生まれながらに持ってるものが違うんだよ…勉強も、運動も、人間関係すらも…それ以外のことだって何でも…いもと簡単に、卒なくこなしてしまう

才色兼備と言うべきか…何も欠点がない、ずっと、近くで見てきたからこそ分かる

必死に…努力したつもりの僕よりも上にいることだって何回もあった

だから…お願いだから……共感なんてしないでよ。…余計惨めだ、同情なんてしないでよ。余計苦しくなるよ…生まれながらのできる子には分からなんだよ。人と比べられるようなことがなかった兄さんには分からないよ

「はぁ…(何で…素直に受け止めれないんだろう)」

そんな自分にも嫌気が指す

兄さんは悪くなんてないよ。僕が全部悪い。全部全部僕のせい…僕ができない子だから、できないくせに努力も足りないから、だから…だから…兄さんを否定するなよ…

兄さんのことは大好きだ。尊敬だってしてる。でも、今は……………


あれ…?ぼくってみとめられたことあったっけ?ほめられたことあったっけ?



『おっ…凄いね!流石アメリカの弟!』


【ありがとぉございます!】


『えぇ〜!カナダ点数めっちゃ高いじゃんっ!やっぱお前ら双子どっちも天才じゃねぇか!』


【[だろ〜!俺たちは双子だもん!どっちも出来るに決まってるだろ!]】

【兄さん言い過ぎだよ〜】


『…なんでアメリカより出来ないんです?』


【え…】


『アメリカはもっとちゃんと出来てますよ?双子なんだから、それくらい出来るでしょう?』


【…ごめんなさい】


『流石!』アメリカ

『天才!』アメリカ


なんで…?誰も…僕を…僕の努力なんて見てくれていないじゃないか…皆…、結果論なんだ…。やっぱり、そうなのか!うんうん!そうだよね。努力より結果!結果を出さないと嫌われるし、努力なんてしててもだーれも見てくれないのか!薄々感じてたけどやっぱりそうか…あ、でも!僕の場合違うのか!結果を出しても兄さんのおかげか!アメリカができる子だから!僕の結果って全部僕じゃなくてアメリカのおかげなのか…!………みんな「アメリカアメリカアメリカアメリカ」

うるさい

うるさい…うるさい…うるさいっ!

なんで?!なんで僕は出来ないの?アメリカの双子でしょ?兄さんは出来てるのに…なんで…なんで僕には…何もないの…?

やっぱり

「っ…〜だ!」

大嫌い…っ

「カナダッッ!!」

「っへ?!」

「どうしたんだ?ずっと俯いて…」

「あっ…あはは〜…何でもないよ?」

「……」


ギュッ


「え…?」

「カナダ、気にしなくて良いんだからな…?仮に結果が出せなくたってちゃんとカナダの努力は俺が見てるから!大丈夫だ、…」

「兄さん…」

「ふふっ…くすぐったいよ〜…」

温かい…






……あぁ、やっぱり眩しいなぁ











はい、どんなに頑張っても、どんなに優しくされても報われないカナダは可愛いです。

アメリカって世界一の大国と言っていい程の存在ですから、兄弟であるカナダは何かと比べられることが多いと思うんです…!そんな中をですから、カナダちゃんも病んだってしょうがない。当たり前でしょう!

あっ…途中でイギリスらしき人とがいたじゃないですか?あれだけが解釈不一致なんですよね〜…実際の歴史ではアメリカよりカナダを大切にしている感じありましたから…まぁ今回は別と言うことで!

文字化け…?についてもいくつか小ネタ仕込んでいるのでぜひ!考えて見てくださいね!

それではありがとうございました〜!

カンヒュ短編集 Rあり

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