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一人、どこまでも続く真っ暗闇の中。
ここは、どこなんだろう?
あっと「まぜッ、どこ?」
呼びかけても、誰も答えてくれない。
何も聞こえない。何も見えない。
ただ一人で真っ暗な闇の中を歩き続けている。
あっと「みんな、どこに居るの?」
ずっと呼びかけるけど、当たり前に何も聞こえない。
あっと「ま、ぜッポロポロ」
「どこに居るの!?」
一人が怖くて、苦しくて、辛くて。
歩くのをやめて頭を抱えてしゃがみ込む。
ッ、誰か助けてッ_。
まぜ太「___!」
!?かすかに声が聞こえた気がした。
どこ、どこにいるの!?
あっと「……ま、ぜ……」
俺は必死に呼びかける。
まぜ太「いいか、あっと!お前、こんなとこで終わる奴じゃねぇだろ!」
確かに、はっきりとまぜの声が聞こえた!!
まぜ、俺はここだよ。
急激に頭が割れるような感覚に陥った。
あっと「……ぅ……ああああああああッ!!」
ッ、俺は必死に悶える。
まぜ、まぜッ!俺、俺は_。
【まぜ太視点】
あっとは未だに悶えている。
師匠たちが一気に攻撃を仕掛けて、蘭の部下たちを減らしていく。
すごい。あんなにも傷だらけなのに…
それでも戦い続けている姿が俺には眩しく見えた。
あっと「…ま、ぜッ…」
!?あっとが俺の名前を呼んだ!意識が戻ってきてるんだ。
まぜ太「あっと!戻ってこいッ!!」
「俺のところに_。」
あっと「ま、ぜッ!」
あっとの瞳に光が戻った!
まぜ太「おかえり、あっと。」
あっと「ただいま、まぜ。」
蘭「そんな…私の発明した薬が解かれるなんて!」
あっとは立ち上がると、驚愕している蘭へと銃口を向ける。
あっと「俺は、お前を許さないッ」
「俺らの気持ちを奪ったことを!」
そう言って引き金を引く力をどんどんと強めていく。
蘭「やれるものなら、やってみて下さい。」
「あなたには、到底無理でしょうけど。」
あっとの手が小刻みに震えている。
俺は、あっとに近寄り_、
あっとの手に自分の手を添える。
まぜ太「大丈夫だ、あっと。」
あっとは安心して少し微笑む。
気が付くと、周りの敵が居なくなって、蘭だけになっていた。
ころん「やっちゃ、って」
そう言って倒れ込む師匠_。
あっきぃも師匠と一緒に倒れ込む。
血だらけになってまで、戦ってくれた。
他の皆も、疲労困憊のはずなのに、最後まで戦い抜いてくれた。
俺らで、この戦いを終わらすッ。
蘭「……。」
蘭は抵抗せずに、その場に立ち尽くす。
俺らは、更に力を込めて、引き金を引いた。
バンッ――
静寂の中に、一つの銃声が鳴り響いた。
#まぜあと
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