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#まぜあと
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――バンッ
蘭「な、ぜ?」
困惑した表情をする蘭。
蘭「なぜ、撃たない!?」
「確実に殺せたはずだろ!!」
そう。
俺達は、弾を外した。
わざと_。
あっと「俺は、お前を許しはしない。」
「ただ_、」
「殺すこともしない。」
正直、殺すことはいくらでも出来たし、殺したいくらい憎い。
俺達を使って、わざとまぜたちを殺そうとしたから。
だけど_、
あっと「お前は、蘭は、」
「俺達のことを殺すことは、いつでも出来たはずだ。」
「暗殺を生業とするのだから_。」
「それでも、殺さなかった。」
「いや、殺したくなかった。」
「そうじゃないのか?蘭。」
俺は、真っ直ぐに蘭を見る。
蘭「そんなわけないだろう!?」
「俺は、お前たちを殺すために、もっとも残虐な方法で殺すためにしたんだ!」
そんなの、嘘に決まってる。
だって、
あっと「それじゃあ、なんでそんなにも悲しそうな、泣きそうな顔をしてるんだ?」
蘭「ッ!?」
蘭の瞳から雫が溢れる。
蘭はその場に崩れ落ちて、涙ながらに一つ、また、一つと語りだした。
蘭「俺は、本当は闇社会になんて居たくないッ。」
「俺の本当の名前は、『風牙蘭』なんかじゃない…」
風牙蘭じゃない?
蘭「俺の、本当の名前は_、」
「深山白夜。」
「風牙会は、かつては弱小マフィアの深山会だったんだ。」
「ある日、一人の男に乗っ取られて風牙会の後継ぎとして俺は捕らえられ、無理矢理に育てられた。」
「男は死んだけど、俺はあいつから、逃れることが出来なかった_。」
そんな事があったなんて_、
白夜「死ねば、解放されると思った。」
「お前らならやってくれると思った。」
「こんな形で巻き込んだことは申し訳ないと思ってる。」
「だから、俺のことを_、」
「殺してくれッ、」
俺は、周りを見回す。
いつの間にか、なーくんが来てころんくんとあっきぃが運ばれていく。
ゆたと心音とてるちゃんとるぅとくんはまだもとに戻っていない。
白夜「これが解毒剤だ。」
俺に四つの小瓶を渡してくる。
俺は、それらをロゼとばぁうに渡す。
白夜「これで、やっと解放されるッ。」
白夜は地面に寝転ぶ。
あっと「俺を、さっさと殺してくれ。」
俺は、まぜを見やる。
まぜ太「あっとに、任せるよ。」
その言葉を聞いて俺は、
あっと「俺は_、」
「お前を殺さない。」
「死なずに、生きろ。」
「それが、俺達への罪滅ぼしだ_。」
こいつは、俺達のことが本当に憎くてこんなことをしたわけじゃない。
だからと言って許されるわけでもない。
だからこそ、これから生きることが一番の罰となると思う。
百夜「そんなので、いいのか?」
「ありが、とうッポロポロ」
まぜ太「そういうことだ。さっさと俺達から手を引くんだ。」
そう言って俺達は立ち去る。
まぜ太「!?あっと!!」
まぜが焦って駆け寄ってくる。
――バンッ
急激に胸に痛みが走り、視界がぼやける。
まぜ太「__と!」
「___!!」
まぜと他のSTPRメンバーの声が聞こえた気がしたけど、そこで意識が途切れた_。
毎回銃声が最後な気がするw
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