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子供の声がする。

見覚えのある景色。

ああ、あの公園だ。

僕たちが最後に四人でいた場所。

目線を右に移すと、僕たちらしき人がいる。

なぜあそこに僕たちがいるのだろうか。

僕は今どのような状態なのだろうか。

様々な疑問が浮かんでくるものの、体は動かず、その情景だけが僕の頭の中に広げられる。


青。

おかあ、さん?

青。聞こえてる?

聞こえ、てるよ?

自分を一番に考えなさい。アルモノを探しなさい。きっと、あなたにとって本当に大切なモノが見えてくるはずよ_

僕にとって、本当に大切なモノって、何?

ねえ!お母さん!答えてよ!

お父さんもいるでしょ!行かないで…!

また僕を、桃くんを、置いていくの…?

もう僕わからないよ…。

自分がどうしたいのか、何もわからない。

僕は、生きてて良いのかな…。


きっと、ね。

行かないで、、!轢かれちゃうよ、、!

生きるのよ_


ドン、という鈍い音と共に、両親はまた、僕の目の前でいなくなってしまった。

早くこの夢から覚めたい。早く僕の大切なモノを知りたい。

早く、早く、、!

ナイモノネダリ。

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