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私は、黒猫・カレンを失った悲しみで心が沈んでいた。
けれど、どうしても最愛の娘の顔を見ずにはいられなかった。
魔女である私は、娘と一緒に生きられない。
たとえ一緒に暮らしても、魔女の呪いのせいで、娘が私より先に命を落とす姿を見せるわけにはいかなかった。
深く息を吸い、私は師匠のもとへ向かった。
セレン「師匠、お久しぶりです」
師匠「おお、セレンか!娘なら今、自室で眠っておる」
セレン「迷惑かけてすみません」
私はそっと娘の部屋を覗いた。
赤子のころに師匠に預けてから、もう十年の月日が流れていた。
少女「誰?」
私は慌ててドアを閉める。
少女「セレンでしょ!おかえりなさい!」
私は師匠を見た。
口笛を吹きながら、いつも通り作業をしている。
ムッとする気持ちもあったが、それ以上に、娘に再会できた喜びが勝った。
少女「ねぇ、セレン。本当に、私の母なの?」
もう我慢できず、私は娘に抱きついた。
セレン「ごめんなさい…私の勝手な判断で、あなたを一人にしてしまった」
師匠は静かに頷いていたが、それよりも私は、目の前のクロナの温もりに胸を打たれた。
セレン「ええ、私の大切なクロナ…」
その夜、食卓でクロナは笑顔で話す。
クロナ「あのね、実はこの国にはタイムマシンがあって、いつでもいろんな時代に行けるんだよ」
セレン「! そうなの?」
クロナ「うん。だから、今度私と一緒に行こう」
セレン「ええ!」
私は胸がいっぱいになった。
彼氏のミオンはもういない。
でも、娘と共に歩むこれからの時間が、再び私に希望をくれたのだ。
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水の魔女セレン(瑟伦)