TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

しばらくして。

「あ。」

「あ゛??」

奇しくもトレーニング施設で再会した2人。「杖女か。」

「呼び方はともかく、顔は覚えててくれたんだね。」

「短時間で4人倒すヤツ、中々いねーからな。丁度いいや、お前ちょっと付き合えや。」

指をポキポキ鳴らして挑発するように笑う。

「楽しいデート。じゃないのは確かね。」

2人は戦闘訓練用の部屋に入る。領子はいつも持ち歩くケースから小太刀と大太刀を取り出す。

「杖だけじゃないんだな。」

「1芸だけじゃ務まらないでしょ。」

「じゃ、どっちかが降参するまでな。」

バトルスタート。

「壁は正面だけじゃねぇな。」

爆破を起こしながら、領子の頭上を飛び越え背後につく。領子はカバーが追いつかず爆破の衝撃でバランスを崩す。

「絶対領域!!」

小太刀で壁を作り、立て直す。大太刀を壁の境目から突きだすと、爆豪は距離をとった。

「武器の長さで、壁の範囲が変わるな。」

「そうよ。」

「耐久力はどんだけあるんだ??」

今度は、ひたすら壁を攻撃し始める。思わず刀どおしの頭をくっつけ壁の範囲を広げるが。

「その挑発に、のるかぁっ!!」

負傷覚悟で個性を解き、胸の前で腕をクロスさせ、パンチの衝撃を受け止める。

「今度は私が攻めるよ!!」

独特な構えから、攻撃に入る。

「独特な剣術だな。」

「二天一流よ。」

「中々やるじゃねぇか!!」

とさっきよりも、加速度をあげる。

「(うそうそウソ!?まだ速くなるの!?それに!!)」

威力の上がった衝撃を受け流すたび、握力が落ちていく。

「“もうダメ”って顔に出てるぞ。」

「気のせいじゃない??」

嘘は通用しないらしく、たたみかけてくる。

「(落ち着け私!!)」

雑念のこもった斬撃はたちまち弾かれ、個性を出す間もなく領子は吹っ飛んだ。

「~っ!!」

拘束を解こうとするが、がっちりと掴まれた腕から逃れようもなく。

「オレの勝ちだな。」

「わ、わかったから離れてっ!!」

解かれた腕から無意識に個性が発動し、爆豪は壁にぶつかり、よろめく。

「ご、ごめんなさい!!そういうつもりじゃ!!」

駆け寄ろうとすると、再び個性が。

「わーったから、近づくな!!」

そこへたまたま、緑谷が入ってきた。

「おい、デク!!こいつ医務室連れてってくれ!!」

「??わかった。壁谷さん、行こうか。」

緑谷には個性が発動しない。

「んで、俺にだけ発動してんだ!!」

「壁谷さん、かっちゃんになにかされた??」

「いやぁ、かくかく然々…」

と、戦闘訓練は爆豪の勝利で幕を閉じた。

loading

この作品はいかがでしたか?

45

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚