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絶対領域を壊したい!!

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絶対領域を壊したい!!

3 - 第3話これって、もしかして…??

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2022年07月04日

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あれ以来プライベート、任務中に関わらず爆豪に会うたび領子の絶対領域は発動される。今日はたまたま、街中で。

「ごめんなさい、本当に…。」

「もう慣れたわ。」

「まだ原因わかんないの??」

爆豪と一緒にいる瀬呂が言う。

「うん…。困ったもんで。」

「え!?なに、おわっ!?」

爆豪はおもむろに、瀬呂を領子の前に突きだした。やはり、個性は発動しない。

「ちっ!!お前もかよ。」

「…ははーん。もしかしたら…。」

「んだよ…」

瀬呂は爆豪の肩を組み、領子に背を向け。

「爆豪が、壁谷ちゃんのこと好きって言えば解決するかもな??」

「ばっ!!」

「どうしたの??」

領子に気づかれまいと、小声で。

「んな、ベタな話あるか!!舐めとんか!!」

「あー。オレ用事思い出したから先帰るわー。」

対称的に瀬呂は、棒読みでわざとらしく大声を出してその場から離れてった。

「待てやこらぁっ!!」

「爆豪君!!ひと、人!!」

こちらを見る通行人をひと睨みして、歩き出す。領子も後ろを歩く。

「で、壁女。てめえはどこ行くんだ??」

「先生の所に、剣術の練習を。」

「スマホ出せ。」

「うん…??」

「◯INE開いてQRコード!!」

「はいぃっ!!」

爆豪は自分の連絡先を入れて。

「終わったら連絡しろ。」

「え!?うん。わかった。みっちり2時間はすると思うから。準備運動がてらちょっと走って行くわ!!」

と走り出す領子に。

「前みて走れバカ。」

と一喝するのだった。

ほどなくして、指定されたカフェに向かうと、爆豪は読者に耽っていた。

「お待たせ…。」

机があるおかげで個性が発動しない。領子は向かいに座る。

「何、読んでるの??」

領子の問いに、背表紙を見せる。

「居合道、興味あるの??」

「二天一流が気になってよ。」

「どう??面白いでしょ。」

「文字と写真だけじゃイマイチだけどな。」

「やっぱ実践するのが1番だね。」

「お前、こういうのもすんのか??」

と藁切りをしているページを見せる。

「するよ。やってみたい??」

「…まぁ。お前がやるくらいならな。」

「今度先生にお願いしてみる。」

「おう。それより、何か頼んでこいよ。」

「そうねぇ。お腹空いたー。」

「なんなら、メシいくか。」

「…爆豪君。私なんかといないといけないくらい暇なの??」

「ちっ…がわねぇけど!!塩顔に今日の予定すっぽかされたんだよ!!」

「あぁ。」

「で、行くんか!?」

「行きます!!」

先行く爆豪に追いつこうとつい、距離が詰まり…。

「ってぇな!!近づき過ぎんな!!」

「ごめんなさいっ!!」

「で、何食いたい??」

「ラーメン!!」

あまりに女子らしくない答えに思わず吹き出しそうになる爆豪。

「せっかくだから、旨いところ調べるか。」

「うん!!」

2人は適度な距離を保ちつつ、この後の予定を楽しんだ。

絶対領域を壊したい!!

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