テラーノベル
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デナリー「それで何か調べたことはあるか?」
白栖「えーーと…」
直生「K2隊には…K2って人が…居たみたいです…」
デナリー「いやまぁ…そりゃあK2隊だからそうだろうな…」
白栖「緑井 凜々蝶って人が居ましたね…」
玲亜「あれみんな全然調べてなくない?!」
デナリー「ん?小雨くんは緑井凜々蝶ってやつと知り合いなのか?」
白栖「…あぁ、まぁ…そうですね」
デナリー「そうだな…今回の調査で…分かることがあればいいな…」
白栖「…はい」
玲亜「私は【狂気山脈について】しっかり調べましたからね!!」
玲亜「狂気山脈ってのは!!南極大陸の奥に発見された〜〜〜〜…」
直生「えっとここからは…”フリーマントル港”に向かうんでしたっけ?」
デナリー「そうだな、もう少しすれば着く頃合いだろう。」
白栖「もうすぐで…あの場所なんですね…」
玲亜「みんな聞いてなくない?」
直生「あ、すみません…ちょっと考え事してて…。」
玲亜「元気ないのー?あ、そうだ直生さん!」
玲亜「私が持ってきたスニッカーズ食べる?」
直生「あ、いや…人が用意してきたのは…なるべく食べない主義なので…。」
玲亜「封開けてないから食べて大丈夫だよ!!」
そんなやり取りを、サビタがじーっと物欲しそうに見ている。
玲亜「あ、どうせならサビタちゃん食べる〜?」
サビタ「え…あ、いいん…ですか…」
玲亜「いいよいいよ!全然食べちゃって!!」
玲亜「私1ダース持ってきたから!!」
白栖「え、い…1ダースも…!?」
直生「うわぁ…あ、」
直生「サ…サビタさん…タバコいりますか…?」
サビタ「あ…タバコは大丈夫です…」
直生「そうですか…」
そう言いながら、直生はスマホをいじる。
玲亜「スマホ見て何してるの〜??」
と言いながら玲亜は直生のスマホの画面を覗く。
直生「何って…スマホアプリの…パチンコですけど…」
玲亜「これからとんでもない山に登るのにそんなことを!?」
直生「そ、そんなことって今俺は…ディス○アップを打って…機械割り100%を超える練習を…し…してるんですよ…」
玲亜「ディスクアップ?機械割り?なにかの登山用語…?」
そんな感じで探索者たちが話していると、”フリーマントル港”が見えてくる頃。
ーーーーー
“フリーマントル港”。
そこに、君たちの乗る船が停泊している。
バスを降り、船に乗り込もうとする君たちの前に、一人の男が立ちはだかっていた。
屈強な図体に、何かを射抜いてやるとでもしているかのような鋭い眼光…。
そして、全身からは獸臭さが漂っている不気味な東洋人。
背中には巨大なザックを背負い、ロープを肩からかけている。
???「南極に行く登山隊だな?」
その男は、片言の英語でそう言った。
デナリー「だったらどうするんだって言うんだ。」
???「俺を連れて行け。」
デナリー「はぁ…まずそもそも誰だ、お前は。」
???「俺は…」
ワン「俺はワン。山屋だ。」
ワンと聞いて、多くは中華系の苗字、『王』を思い浮かべるだろう。
白栖がワンについてを少し考える。
白栖(な〜んも分かんねぇ…。…カタコトの英語だな…)
サビタ「…」不安そうにデナリーを見る。
ワン「人が足りないんだろう。俺を連れていけ。必要な物資は自分で持ってきた。世話にはならん。」
ワン「そっちの荷運びでもラッセルでもいくらでも手伝ってやる。望むなら、亡骸の引き揚げだってな。」
デナリー「…!…いいだろう。乗れ。」
その意思を確認すると、男は何も言わずに船に乗り込んだ。漂う不安な空気に顔を見合わせる登山家たち。
こうして、未知への航路が始まった。
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