・不謹慎
・死傷の描写または表現あり
・カラフルピーチさんの名前をお借りした二次創作だと思ってください!
第三話:わかれみち
______
___
_
「いった…」
「うーん…」
軽度の頭痛に起こされあたりを見渡すと、今度は何も見えないほど真っ暗な場所にいた。
「みんないる?」
「「いる!」います!」
「よし、えっと、じゃあ明かり確保しないと…」
「私できるかもしれません!」
のあは自身の能力「発光」を手元にあった小石に使用した。すると、たちまちあたりは明るくなり、全員いることを確認できた。
「すげぇ…!!」
明かりの範囲の広さにたっつんが感動していると、えとが何かに気づいた。
「あれ、別れ道だ」
「あ、ほんとだ」
「どうする?3人に分かれるか…」
「ちょっと待って!なんか本がある」
もふが言うと、皆もふの方へ駆け寄った。
「Look for a book that doesn’t have a doorknob…ドアノブのない本を探して…?」
もふの手元には、表紙に「Look for a book that doesn’t have a doorknob」と書いている一冊の分厚い本があった。
「ドアノブのない本?そんなのあるんか?」
「うーん…でもまぁ、異世界だし」
その本は古びていて、中身は全く読めない文字に奇妙な図が描かれている。
なおきりが解読を試みるも、全く理解できなかった。
「うーん、「読解」を使っても全くわかりませんね」
「魔術書とかですかね」
最後のページを開くと、この世界の文字で一文つづられていた。
「/_..“=</^||-,.°>>=^|\\||:・..Å/||・・(本より選ばれし者の意により之は動かんとす)」
「えーと、、本が使用者を選ぶ、?」
「魔術書ですね」
「魔術書だね」
しかしここで悩んでいても仕方ないと、るなは皆を別れ道へ進ませた。
全員なんとなく自身に与えられた能力は理解しているので、一緒だとありがたい人を選び、3人1組になる方式にした。
被ったらじゃんけん。
その結果、
1:じゃぱぱ、ヒロ、るな
2:ゆあん、うり、のあ
3:なおきり、もふ、たっつん
4:シヴァ、えと、どぬく
となった。
のあは小石4つに「発光」を使い、それぞれリーダーとなるじゃぱぱ、ゆあん、なおきり、シヴァに渡した。ヒロは全員に「思考の共有」を使い、どこにいても意思疎通がとれるようにした。
そしていつもより落ち着いた声でじゃぱぱは言った。
「じゃあ、行こう」
緊迫感のある別れ道で4つに分かれた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!