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第十三話 生きていたら
「ここって、、」
「絶対生きて帰ろうね」
「うん!」
「きたか、、、鬼狩り、、」
「数字は、、、上弦の、、、、、壱!」
「無一郎!あいつは上弦の壱!上弦の中で一番強い!」
「わかった。頑張ろう!」
「うん!」
「霞の呼吸弐の型八重霞!」
「雪の呼吸壱の型氷柱!」
「霞と、雪か、悪くない、、、」
気づくと鬼は後ろにいた。
「男の方、懐かしい、、気配が、、、する、、」
「ーーーーーー」
「ーーーーーーー」
「つまりは、、、私の、、、子孫だ。。」
(ぼくが!?こいつの!?、、いや関係ないこいつは鬼だ、、、兄さんを殺した鬼の仲間だ)
(無一郎の!祖先?それなら、始まりの呼吸の剣士!?どうして鬼なんかに、、!?関係ない、攻めの姿勢を崩すな!)
「ーーーーー」
「ーーーーー」
「私の細胞は、、、ふえて、、、、残っていた、、、」
「僕の中には一欠片も残ってないよ」
そういった無一郎の頬や頭に痣が浮き出ていた。霞にふさわしい雲の形をした痣
「無一郎!痣が出てる!」
「霞の呼吸伍の型つきのかしょう」
黒死牟は攻撃をすっと避けると私に話しかけてきた。
「女の方、、昔、、、あったことが、、、あるようだ、、、」
(わたしが!?こいつに?!そんなわけない。今日がはじめましてだもん。)
「お前の、、家族を、、、食い殺したことが、、、あったようだな、、」
「家族、、、?食い殺す、、?はっ」
わたしは父、母、弟と四人で幸せに暮らしていた。
私の家族はわたしが川に水を汲みに行ったとき、まだ十二鬼月になる前の黒死牟に食われていた。
助けたかった、けれどもう父も、弟も冷たく、息が絶えていた。
母は鬼にボリボリ喰われていた。
わたしは怒り狂い、我を忘れ、朝日が登るまで体を潰したり刃物で刺したり繰り返していた。
朝日が登ろうとしていた、鬼は走ってくらい闇の中に逃げていった。
帰っても母も、父も、弟も、事切れていた。
(そうだ、私は、私は、家族を殺された。同じ思いをしてほしくないから鬼殺隊へ入ったんだ)
「よくも、私の家族を殺したな。絶対に許さない。仇は必ずとる!」
そういった恋雪の首元に雪の結晶の形をした痣が発現していた
「恋雪、頑張ろう!」
「うん!」
二人は怒りで感情の収集がつかなくなり、無我夢中に攻撃をしていた。
「よしっ相手の技がすべて使い切った。これで少しは負傷しなくなる!」
ひめじまさんと不死川さんがいつの間にか加勢していて鬼は首を切られた。
「家族の仇とれたよ。お母さん、お父さん、雪天(ゆきた)」
無一郎も怪我はしているが、そこまでひどくない。
「無一郎、、、」
「恋雪、、、」
城内にカラスが情報を伝えた
「カァァーカァァーぎょうめい、さねみ、むいちろう、こゆきのかつやくにより上弦の壱撃破ー」
「むいちろう、こゆき、疲労のため失神ーー」
目が覚めるとすっかり明るくなり、戦いが終わっていた。止血はしていたものの出血がひどく、眠っていたそうだ。
「ここは、、蝶屋敷?」
「あっ、恋雪!」
「カナヲ、、、どうしたの」
「恋雪、上弦の壱を倒したとき出血がひどくて、ずっと眠っていたのよ。目が覚めて、、ほんとに、、よかった」
カナヲは安心して涙を流していた。
「よかった、このまま死なないで、、」
「胡蝶さんは、、、」
「師範は、、、」
「そっか、、ごめん」
「ううん、気にしないで」
この戦いでしのぶは上弦の弐との戦いで死亡した。ほかにもひめじま、密璃、伊黒、がなくなった。名もなき隊士たちが散っていった。
「そっか、、無一郎は、、、」
「となりで寝てるよ。」
「よかった。。。」
わたしは再び眠りについた。
2ヶ月後
すっかり傷も癒えてきて体を起こしていた。
「無一郎!ご飯食べに行こ!」
「うん!」
食事後
「美味しかったねーー」
「ねーー」
「ここのご飯有名なんだよ!」
「だから美味しかったのかぁ」
「ーーー?」
「ーーー」
「あっそうだ!戦いが終わって言いたかったことって何だったの?」
「それはね、、、」
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