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⚠️フレイムガイジュニア×トーマス、スキットルズ(ソレン)×トーマス、短い!
「気をつけて帰ってね。」
預かっていたジュニアを迎えにきたフレイムガイに手を振る。彼はひらひらと手を振り返してくれた。
「トーマス!またね!」
元気な声でジュニアが言う。僕は彼にも微笑んで手を振ってやった。するとジュニアは何かを思い出したかのように顔を上げ、僕の元へ戻ってくる。
「トーマス!お顔貸して!」
不思議に思いながら屈んで彼に顔を近づける。
「目瞑って!」
「はいはい。」
何が起こるのかはわからないが、言われたとおりにしてやる。
直後、唇に柔らかい感触があった。驚いて 目を開けるとジュニアが僕にキスしていた。
ぎょっとして飛び退く。
「あ…嫌だった…?」
寂しそうにそう呟くジュニアと、その後ろで殺気を放っているフレイムガイの様子を伺いながらなんとかこの場を切り抜けようと言葉を探す。
「あのね、ジュニア…こういうことは、好きな人同士がすることなんだよ?それに、子供はしちゃダメなんだ。」
優しく説くと、ジュニアは頬を膨らませる。
「ぼく、トーマスのこと大好きだもん!子供でもないもん!立派な小学生だよ!」
「小学生はまだ子供!ほら、パパが待ってるよ。またね。」
「トーマスの意地悪ー!」
「ごめんね〜。…フレイムガイも、ごめんね。」
「…」
渋い顔をしたフレイムガイはジュニアの手を引いて去っていった。嵐は過ぎ去ったと安堵し、玄関の扉を閉めた。途端に静寂が訪れた。
扉を見つめながら深呼吸をする。 深く息を吸って…はいて…
もう一度吸ったところで、後ろから抱きしめられた。どす黒い気配を感じるのと同時に、腕が僕の体に巻き付く。僕はこの冷たい体温とハグの仕方をしっていた。
「…スキットルズ…どうしたの?」
背後にいる彼に視線を移す。恐ろしい形相をした彼が僕を離すまいと力強く抱きしめている。耳元でボソボソと何か囁かれる。聞き取れないが、きっと怒っているのだろう。
「…ジュニアとキスしちゃったのがそんなに気に食わない?」
そう問うと彼は腕の力を強めた。
「ごめんね。突然のことで…ね。」
体の向きを変えられて、彼と向き合う形になる。顔を掴まれ、唇が押しつけられる。
「んっ…」
強く抱き寄せられて逃げられない。舌が侵入し、僕の口内を蹂躙する。甘い味がする。知ってる味だ。
「はっ…これ…ん…薬…?」
口を離すとお互いの舌を唾液の線が繋ぐ。
「トーマス」
名前を呼ばれて肩が跳ねる。
「…なあに?」
「薬を飲んで。」
「…」
「悲しまないで。俺がいるから。」
…知っている声だ。
「…うん。」