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悪魔執事と黒い猫

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悪魔執事と黒い猫

5 - 優しい執事

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2022年12月30日

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「…ん…ここは…?」

「主様ぁーー!!!!」

「うえっ!?どした、ムー!」

「どうじだもこうじたもあり゙まぜん゙よ!主様が倒れ゙で!僕、じんぱいで…!」

「は?倒れた?俺が?」

「主様バガーーー!!」


え、なんで俺倒れたん…?なんか頭めっちゃ痛てぇし目が朦朧(もうろう)としてるし何がどうなって…?つかムーめっちゃ泣いとる…というかバカって…初めて言われたんだけど可愛いね…ごめんてそんな睨まんといて…俺が悪かったからサ…何したか覚えてねぇけど。


(俺マジ何したんだろ……どっか頭ぶつけたんか??つか、さっきからなんか視線を感じ……)

「おあっ!?みみみみんな!?ビックリしたわ声掛けて!?」

「主様。」

「ん?何ベリアン。」

「私はとても怒っています」

「え、笑顔怖……目ェ笑ってないけど……?」

「私はとても怒っています」

「オア…2回言われた…何やらかしたんだ俺…覚えてないんですわ………」

「え、覚えてないんですか?」

「おん?フルーレやん。そーよ、なんか記憶が飛んでるんよね、わはは!」

「笑い事じゃないですもっとご自身を大事にしてください俺も怒ってるんですからね」

「ヒン……」

「いや、マジで俺何したん?ベリアンが怒るとか相当な事したな俺……何やらかしたんよ過去の俺よ…。」

「確かにやらかしたはやらかしたんすけど…なんて言うか、ね。」

「あ?…ってよく見ればムー怪我してるじゃん!?大丈夫!?」

「だがら主様ば自分゙の゙心配をじでぐだざい!!!」

「うん、ごめんな。謝るから泣くな?濁点まみれになってるんよ。」

「ゔぅ゙〜〜〜〜〜〜!!」

「よーしよーし。というか、マジでなんで怪我し………あ。」

「….思い出されました?」

「あー…うん。俺が悪いわ…ムーに怪我を負わせた子供ら逃がしたもんな。顔覚えてるし今からとっ捕まえに……」

「あ る じ さ ま ?」

「ねぇ目…目が怖ぇよ…なんで皆そんなに怒ってるのか俺ちゃんわかんないお……」

「本当に…グスッ…わからないんですか…?」

「え、ええ〜…怪我したのはムーと俺だけやし、ムーの怪我は見た所酷いってわけじゃ無さそうだし……何がいけないんだ??」

「今の中に答えありましたよなんで主様はご自分をそう卑下なさるんですか私達にとって主様は掛け替えのない大切なお方なんですよ先程フルーレくんも言ってましたがもっとご自身を大切にしてくださいお願いですから」

「ノンブレス怖…いや、はい。すみませんでした…次からはもっと受け身とか取るようにするからさ、ホントごめん」

(確かに怪我とかすると治療とか大変だもんな、悪い事したな)

「ベリアンが言ってるのは治療が大変だからじゃないですよ。主様を心配しているからですよ。」


え、俺の思ってる事なんでわかんの???エスパーなのルカスは???てか、そっか。俺を心配してくれたのか。


「…皆、マジでごめん。心配してくれてありがと。」

「ああそれと、多分叫んでたから聞こえたろうけど、あれ忘れてくれ。」

「何故です?」

「ラト…いや、だから忘れてくれって」

「私は質問の答えを待っています。」

「……偉そうな事言った。俺、お前らの事全部わかったような言い方してた。守るとか、いつも守られてばっかな弱い俺にそんな事出来るわけねぇのに大口たたいて。泣きながら叫んで、カッコ悪いだろ。」

「カッコ悪くなんてない!!」

「ら、ラムリ?」

「主様はカッコ悪くなんてない!僕、嬉しかった。主様が僕達の為に怒ってくれて。僕達の事、大切だって言ってくれて嬉しかった。」

「自分の為じゃなくて人の為に怒ってくれて、泣いてくれて。…かっこよかった」

「………ありがとう。けど…」

「主様。自己肯定感を上げるには、周りに褒められると良いんですって。」

「え?ちょ、いきなりどしたのナック?」

「私達で主様を褒めまくるんですよ。」

「それなら、俺にも出来そうだ。まず、主様は笑った顔が可愛い、俺を救ってくれた、相談に乗ってくれる、いざと言う時頼りになる、主様と居るだけで幸せになれる、それに、」

「待て待て俺を褒め殺す気か???」

「?本当の事を言ったまでだ」

「この天然ちゃんどうにかしておくれ…待て皆ノるなよ?やめろ褒めんなよ差恥で死ぬからな???」

「主様は花が似合うし、花をあげると大切そうに持ったりとか俺の解説をキラキラした目で聞いて来るのめっちゃ可愛いっす」

「可愛くないからな?」

「主様は子供の面倒を見るのが上手い。この前迷子になっていた子供を助けていたのを見かけたよ。」

「アこの前微笑んでたのはそういう事か」

「主様は案外子供舌で苦い紅茶や珈琲が苦手な所とか可愛らしいです。それと、私と紅茶を飲みたいからとちびちび飲んでいく姿はもっと可愛らしかったです」

「待って俺が紅茶苦手なのなんで知ってんの」

「可愛いが何なのかよく分かっていませんが、この前主様の反応が気になって主様を押し倒した時、イチゴみたいに顔を真っ赤にしてたのは良かったです」

「何も良くないわ事故って言ってたよなアレ」

「主様はね、よく僕とくっついてくれるけど、僕の方が身長高いから上目遣いになるのが物凄く可愛い!それに、よく褒めてくれるから好き!」

「俺の上目遣いとか誰得よ需要ねぇよ」

「主様は俺を見つけるとすぐにぱっと笑って小走りで近ずいてくるんです。それが凄く可愛くて…」

「俺そんな表情してたん??嘘だろ???」

「主様は俺が作った料理を美味しそうに食べてくれるんで大好きっす。俺が主様の手料理食べたいって我儘言っちゃった時も、いいよって言ってくれて嬉しかったし料理美味かったです!」

「俺も好き。料理ロノの方が美味いと思うが」

「主様はからかうとすぐ顔を真っ赤にするの可愛いよな。もっとからかいたくなる。んで、主様が仕返ししてきたけど倍で返して撃沈させたりとかな。」

「仮にも主を撃沈させんなよ。」

「海のような澄んだ広い心をお持ちの主様はとても寛大で、笑うと冷えきった心がパッと周囲に花が咲いたような暖かい心地になり、そう、それはまるで」

「Lv高っってか長ぇよ」

「主様は俺と話す時上を向いて話すから、首痛くないですか?って聞いたらフェネスと話すの楽しいから気になんねぇって言われてとても嬉しかったですし少し恥ずかしそうにしてるの、とても可愛らしかったです」

「身長の話はやめてくれ…俺だって伸びたい…」

「主様の表情はコロコロ変わって飽きないよ。前に私が主様をちょっとからかった時、一瞬何をされたのか理解してなくて少し硬直した後、遅れてボッって顔を赤くさせたりとか…」

「何も聞こえない聞いてない」

「主様は俺の作った服をいつも凄いって褒めてくれて、服を着る時は照れくさそうに似合うか?ってこっちを振り返って……その、とても可愛いなって思いました。」

「フルーレの方が可愛いと思うのは俺だけ?」

「それと、主様はよく俺に菓子をくれる。俺は甘いのが苦手だから、そこまで甘く無いものをくれたりと気遣いが出来ていて尊敬する、主様は…」

「待って1周しようとすんな?後お前ずっと言ってたのありがとう?」

「いや、ホントにわかったから、やめいて」

「本当に分かってるんですか?」

「うっ……いや、マジで反省しとんよ。もうしない。」

「それなら良いですが…」

「ほら、主様も反省してるし、怪我をしているからもう寝かせてあげて。大丈夫だよ、僕とムーがついてるから」

「はい!ずっと主様の傍に居ます!」

「ムー…!お前……大好き!!」

「僕も主様大好きです!」

「やべ浄化されそう」


えなんで皆顔怖いの??俺がムーを抱きしめたから???ごめんよお前らもムーを抱っこしんだな。でもムーは渡さんからな!!








終われ

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