テラーノベル
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🦍🍆オメガバースパロ。🦍未婚。
オメガバースが分からない方は回れ右。
男性妊娠あり。
続き物です。
完全フィクション。
ご本人たちと無関係です。
ゆっくりお楽しみください。
番のパートナー報告から1ヶ月が過ぎた。何処に行くにも付いて回るドズルに周りは終始笑っていて、「あー!もう!ドズさん!鬱陶しい!」とよくぼんじゅうるにウザがられている。
その光景が日常的になってきた時、ふと「あの時の男共はどうなったんだ」と疑問に思ったぼんじゅうるは、
「そーいえば、、あの時の奴らは……」
どうしたんだろっとボソリと言いかけた
がその瞬間、ドズルがゆっくりと後ろから口を隠してきた。
「んーっ!?」
な、に?と振り返るとニコニコと笑いながらもふつふつと怒りを滲み出すドズルにぼんじゅうるは、なんで?!と口に覆い被さるその手を剥がす。
「何怒ってんの?! 」
「俺以外の男の話しないでください」
「いやいやいや、どんだけよ!ただ気になっただけでしょ? 」
ギャーギャー言い合っているとあの時一緒に助けてくれたMENが、携帯ゲームを止めて話しかけてきた。
「半殺しですね〜」
少し間を置いて、ぼんじゅうるがギギッと首を動かしMENを見る。
「…そりゃ、そうでしょ?ドズルさんなんか凄かったッスよ?」
あの時の光景をスラスラと話すMENにぼんじゅうるは「まじかよ、こわっ」とドズルを見た。
「……当たり前でしょ、ぼんさんに酷い事した人たちですよ?」
ギュッと背後から抱きしめながらドズルは「もうそんな男共の話はやめて下さい」とグリグリと頭を擦り付ける。
企画会議室に集まっているメンバーはもう慣れたように2人の会話と行動をスルーして各々の休憩をしていた。
「今日は、シチューがいいです」
「はいはい」
ドズルと同棲を初めてぼんじゅうるの生活はそれはそれは大きく変わった、しなかった家事をするようになり掃除においてはプロ並みの腕になり、ご飯も恐らくメンバー内で一番をうたえる程美味しく作れるようになった。
最近はおやつ作りにもハマり、この前はメンバーに差し入れでチョコケーキを持って行った、「どこで買ったの?」とおんりーがもぐもぐと食べながら質問し「美味しいね〜」僕も買いに行きたいとおらふくんが話し「いや俺が作ったし」とツッコムと会社が揺れんばかりの声を上げられたくらいだ。
その後は暇があればおやつを作りメンバーへ差し入れをする。
ドズルはそれもあまりいい気にはしていないみたいで「僕のおやつ…」とよく唇を尖らせて拗ねている。
「ドズルさんパートナーになってから滅茶苦茶束縛きつくなってません?」
ネコおじがふふふっと笑うと「当たり前でしょ、俺の番だよ?!こんなに可愛いぼんさんが!!」とキッと言い返し「アホ!」と照れたぼんじゅうるにどつかれる。
甘々な雰囲気と表情でいつも何処に行くにも一緒のドズル
「そういえば、最近ぼんさんぷよぷよしてきましたね〜」
と頬や腰を触りながらドズルは呟く。
「美味しいものたーくさん食べてますからね」
痩せなきゃやばいよな〜と笑いながら、目の前のクッキーをぱくりと食べた。
「ぼんさん?大丈夫ですか?」
あの企画会議から1週間が過ぎた頃、ぼんじゅうるの体調が少しずつ崩れ出した。
寝る時間も増え、食べると吐くを繰り返し出した。病院に行こうと何度も言うドズルと「いや、熱もないし大丈夫」と病院嫌いで拒否するぼんじゅうる。
ぷよぷよしてて可愛かった体は少しずつ痩せてきている。
大好きな焼肉やお寿司も「やばい、気持ち悪い」と食べなくなりタバコもお酒も拒否反応が出て吸わなくなった。
「ぼんさん、本当に無理しないでよ?」
「大丈夫大丈夫!今日はめちゃくちゃ調子いいから!」
いけるいける!とニコニコと笑顔で話し、ドズル社へと出勤した。
メンバーがお疲れ様ですと話しかけいつもの席に並んで座る。
「今日は、手元配信をします!こちらのボードゲームで遊びながらコメント読んでいきますよ〜」
セットされたカメラとPC、久しぶりのメンバー実写(手)生配信に同接数はぐんぐんと上がり1万を超えた。
ドズル、ぼんじゅうる、おおはらMEN、おんりー、ネコおじが参加し、声だけで少し離れた所からおらふくんがメンバーに指示を出す。
沢山並べられたボードゲームを1つずつ紹介し実践していたその時、
【ぼんさん痩せた?】
【思った!手めちゃくちゃ細くなってない?】
【大丈夫??】
とコメントが流れ出す。
「んー?そう?」
とぼんじゅうるが自身の手をにぎにぎしながら言うと、いつもの癖で隣のドズルがその手を上からにぎる。
優しく覆い被せてモニモニと触り出したのだ。
パートナーをまだ公表していない為、リスナーはそれはそれは驚いていた。
【え!?】
【めちゃ触るやんドズゥ!w】
【触り方やらし過ぎんか?】
【ドズぼん!?】
湧くコメント、あ!やべっと急いで手を離すドズルにMENが
「いつ言うんスか?」
と質問し少し間が空く、ぼんじゅうるはモジモジとボードゲームの駒を弄りドズルは指遊びをし始める。
「いや、んー、」
「何モジモジしてんスか!」
MENがガハハっと笑い隣でネコおじが「別枠で話すの?」と首を傾げる。
「そうだね、ちゃんとした枠で話そうかな?」
ドズルはそう放ち隣のぼんじゅうるを見つめた。
その甘い雰囲気で、コメント欄は
【いやいや、もう言ってるようなもんじゃんかw】
【お幸せに〜】
【とうとう推し同士がくっついたか】
と祝福ムードになった。
その時同接数は2万を超えていた。
例の配信から様々なネット記事で【ドズぼん結婚!?】と騒ぎ立てられそろそろ報告生配信するか〜と会社の配信部屋で準備を始めていた時のこと、「ちょっと飲み物取ってくる」と横で席を立ったぼんじゅうるが「あ」と言うとグラりと身体を傾けた。
「ぼ、ぼんさん!!!」
居合わせたネコおじが叫びそれに反応しガッ!とぼんじゅうるの身体を抱き寄せる。
「あっぶな!!何やってんスか!?」
ドズルがそう叫びぼんじゅうるの顔を覗き込む。
「っーーー!!?」
真っ青な顔、眉間に皺を寄せカタカタと震えている。
「気持ち、悪い、」
目が回るのか強く瞳も閉じて呟くぼんじゅうるにドズルは叫んだ。
「もうダメだ!ぼんさん!病院行くからね!!」
「っ、やだ」
「ネコおじ!救急車呼んで!!」
ぼんじゅうるの言葉を無視してネコおじに指示を出す、「はい!」と即座に動き部屋から抜ける。「行きたくない」と呟くぼんじゅうるの口に軽くキスをして「だめ、もう無理、俺が我慢できない」と抱きしめた。
「救急車、あと5分で来ます!」
「ありがとう!」
戻ってきたネコおじがそう言うと、ドズルはぼんじゅうるを軽々持ち上げ玄関まで向かう。途中社員やMENとすれ違い「何事!?」と心配された。ネコおじがMENに説明すると「まじ大丈夫?」とトコトコ付いてきた。
「ドズルさん、ごめん、」
「謝らないでください」
真っ青なぼんじゅうるの顔に胸が痛む、そして隣を歩くMENもその表情に「ぼんさん、まじ顔色やばいですよ!?」と驚いていた。
遠くでサイレンの音がし、ぼんじゅうるはカクッと気を失った。
ピッピッ
機械の音と消毒液の匂いでぼんじゅうるはゆっくりと目を覚ます。
「んっ、」
「っ!!ぼんさん!?」
すぐ横に腰掛け手を握っていたドズルが立ち上がり覗き込んでくる。
「あれ、病院?」
「はぁーー、良かった、、あの後気を失ったんですよ?」
焦った、とゆっくりと腰を下ろす。
ぼんじゅうるは「病気?だった?」とドズルを見るとそこには心底嬉しそうに微笑む顔があった。
そのままゆっくりと左手を動かし、ぼんじゅうるの腹部を優しく撫でる。
「っ……本当に、あなたって人は、どんだけ自分に鈍感なんスか」
「え?」
笑いながら、ドズルはポロポロと泣き出した。
嬉しそうに何度も何度もお腹を撫でながら。
そして、ぼんじゅうるはハッとした、
大好きなお肉がお寿司が食べれない
頻繁に起きる目眩と吐き気、怠くてなかなか起きれない、
寝る時間が増えて……
「う、そでしょ?」
「嘘じゃない」
ぼんじゅうるはグッと顔に力を入れる、じわじわと瞳が潤み耐えきれなかった涙がポロポロと落ちる。
それを手で優しく拭きながらドズルはキスを落とす。
「本当に??」
「本当に」
お互いの額をつけて唇が触れる程の距離で呟く。
「ぼんさん、ココに俺達の赤ちゃんがいます」
震える手で撫でながら、ドズルは囁いた。
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コメント
5件
中にはやってないよね?なんで?!でも尊い
…重度の幸せを摂取しすぎた…これが尊い…コレが…ッグハァ…幸せという世界…ッグハァ…
アツい展開きちゃぁぁぁ!!! 末永くお幸せになりやがれください!