白物語bl
tki×kei 狐化
r18要素有
「ん、うぁッ、、ときや゛ッ!、やめ゛っ!」
部屋いっぱいに不健全な音が鳴る。
「好き好きけい、大好きッ!」
荒い吐息を交えて愛の言葉を囁かれる。
「もう゛む゛りっ!とまれ゛っで!」
まさか時也に抱かれるとは。
おかしい、万が一男同士でするとしても明らかにこいつ抱かれる側だろ。
こいつは顔の輪郭は丸めだし、目も女性レベルにぱっちりしており礼儀正しい。
対して俺は目つきも悪ければ行儀も悪い、それに加え声も低めだ。
恥ずい、恥ず過ぎる。
…………ことの発端は絶対に一昨日に起きたアレに違いない。
時也は全くの一般人で俺らと関わりなんて一切なかったが、カラオケ店で起きた事件から行動を共にしている。
禁忌の存在として命を狙われることもあるが、こっち側での生活にも慣れ、一人で任務を熟せるくらいに成長した。
ところ変わって冬の12月某日、単独任務を行っていた時也が帰ってきた。
玄関で時也と会う、ふと違和感を覚える。
物ノ怪や耳付きカチューシャでもしない限り人間には生えないはずのケモ耳。
時也の青いパンツから顔を出すふさふさとした尻尾。
意味不明だ。
「ただいまー!任務大変だったけど達成したよ!緑間!」
「おかえり…いや、その前にお前、頭のソレと尻尾は何だよ…………」
「…へ?」
自身の頭を撫でる。
そして少々の沈黙が流れる。
「…………エッ、」
「マジかよ…」
「それ、物ノ怪のせいじゃねぇか?」
「物ノ怪倒した時に黒っぽい煙吸っちゃったからそれの影響かも?」
「腕で覆うなり対策しろよ、あいつら何してくるかわかんねぇんだから。」
思いの外あっさりと自分の状況を飲み込んでいる。
本当に一般人だったのか?
例外もあるが基本メンタルというか冷静さがこう、妙に優れている。
「これ他の人に見られたらマズいよね…」
「帰ってくる途中に誰かと会ったか?」
「多分見られてないと思う。」
「まあ不幸中の幸いってやつか、取り敢えず耳はフード使ったりして隠せ、あと外出禁止な。」
「分かった。」
何となくだが耳と尻尾の形状的に狐のものであると考える。
そんなことより自分も白尾ある資料で時也のことと関わりがあるものがないか調べなければいけない。
師走さんにも連絡入れねぇとな…。
スマホを手にして歩き出す。
時也のとはそこそこ違う点があるが、それらしい書物を見つけた。
内容をざっくり言えば、狐化すると筋力や柔軟性が向上、代わりに判断力、知性が低下するとか何とか。
続きもあったが流石に昔の書物、欠陥している箇所がないとはいえない、字が滲んでいて読めなかった。
治癒方法、読めなかった内容を知りたいが取り敢えず良しとしよう。
強いて言うならば滲んでいたところで読めた単語は好意、雄、夜、襲うとかだったか、意味不明だが関係は薄いと思われる。
さて、時也に報告しなければ。
「おい時也、戻ったぞ。」
…………返事がない、聞こえていないのか?
「時也、いるなら返事しろ…」
どさっ。
ソファの感触。
自分が何かに倒された。
何に?重さのかかっている方を向けば時也がいる。
「おま、いんのかよ、てか早くどけ。」
何だ?様子がおかしい。
時也の息が荒い、普通ならこんなことにはならない。
更には顔が赤らんでいる、長袖のパーカーが暑そうだ。
「どうした?大丈夫かっ…」
ぞわっとした感覚がお腹辺りにくる。
「ッ!?」
俺はシャツをパンツの中に入れない、違和感を感じるから。
故に時也の手が自分の服の中に簡単に侵入している。
わけが分からない、くすぐったい、怖い。
「緑間っ、体がへんなんだけどっ…」
「はっ?ちょっとまて…!」
かちゃり、ベルトを外される。
この状況、混乱している俺でも分かる、もしかしてだが、万が一だが、下手したら、その、
するのでは?
それは絶対に避けたい、男同士で?、時也と?、俺が?、ここで?、今から?、時也が上で?、俺が下で?
今分かるのはソファの上に俺がいて、それに乗っている時也がいて、
時也の今の力は狐化の影響で恐らく俺よりもあるということ…………
つまりは単純な力比べでは逃げられない。
こういう時こそ冷静に頭を使わなければならないが、今の俺はそこまで冷静になれない。
逃げられない。
「ほんとにごめんっ、おとなしくしててっ」
「いや、時也、落ち着けって!」
今現在落ち着けていない俺が言えることでもないが必死に呼びかける。
時也は興奮しているのか耳をピョコピョコさせている。
「慣らすからちゃんと…」
「そういう問題じゃねぇんだよっ!!」
駄目だ、もうこいつは止まんない。
今から時也とするのか。
漠然とそう感じている裏ではかなりの恐怖も感じている。
瞬間ぬぷっと音がする、自分のに時也の指が入る、怖いのにほんの少し感じている自分がいる。
目に涙が溜まり視界がぼやける。
「ぅあっ、、だ、め、ほんとに!」
「かわいい、けい、もう少しだから」
「ん、はぁ、っ、ふ、ときやぁ゛」
「挿れるから大人しくしてて」
ぱちゅ、卑猥な音が下からする。
頭では拒絶しているのに体がいうことを聞かない、もっと時也のを求めてしまっている。
「っ〜…はぁ゛、や゛ばッ」
「どうッ、気持ちいいっ?」
「ん、うぁッ、、ときや゛ッ!、やめ゛っ!」
部屋いっぱいに不健全な水音が鳴る。
「好き好きけい、大好きッ!」
荒い吐息を交えて愛の言葉を囁かれる。
「もう゛む゛りっ!とまれ゛っでッ!」
end
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