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いうことは特にないです。ラク7おもろい
しばらく話した後、私は今更そいつが全く面識もない赤の他人であったことに気づいた。
「…………と言うか誰だお前⁉︎」
「さあね」
「さ、さあねって何だよ…」
「人に名前を聞くならまず自分から名乗るべきだと思う」
「わ、私は片切喩だ。お前は?」
「教えない」
「何でだよ!ちゃんと名乗っただろ‼︎」
「君が名乗ったら僕も名乗るとは一言も言ってない」
「な、何だよそれ…」
少し奇妙な会話をした後、そいつは少し考えた後に言った。
「じゃあ明日から毎日ここに来て。そしたら教えてあげる。」
「具体的にはどのくらいの期間くればいい?」
「ん〜…10年くらい?」
「長すぎるだろ」
「だってそうでもしないと君こないでしょ?」
「…なぜ分かる?」
「君は忙しいし他人と話すために毎日公園に来るほど他人に興味がない。でも知識欲はある。好奇心がある。だから君にとって『知らないこと』とは『何としてでも知らなければいけないこと』。違う?」
なぜかそいつは何もかも見透かしていた。