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The Story of White Light
エピソード1 固い絆
制作:ねおさん
作成日:2026年9月10日
こんにちは。 僕は、空(くう)。ハッカーです。 あ、ハッカーと言っても「ホワイト」ハッカーです。悪いことはしませんよ? これから話すのは僕の過去についてです。今のことを話すのはそのあとでも間に合うでしょう。 あれは確か僕が12歳のころでした……。 * 201X年の夏。当時の僕のすべては、冷房の効かない狭い子供部屋と、父親の古いデスクトップPCの中にありました。 学校では影が薄く、運動も苦手。そんな僕にとって、インターネットは唯一の「息ができる場所」だったんです。 そのネットの海で、僕は二人の親友に出会いました。 現実世界でのリーダーで、行動力に溢れた「カイ」。 そして、どこからか高度なセキュリティの穴を見つけてくる、最高に優秀な情報屋――「ソラ」。 僕たちの秘密基地は、ネットの海の中と、現実の寂れた高架下の倉庫、その両方にありました。『キミのプログラム、ここを直したらもっと綺麗に動くよ』 チャット画面に流れる、ソラの静かで優しいメッセージ。カイがすかさず『お、さすがソラ!じゃあ次行こうぜ!』と乗り、僕がキーボードを叩いて、大人が作った甘いセキュリティをすり抜けていく。 12歳の僕たちは、自分たちが世界のルールを書き換えられる無敵の存在になったような気がしていました。 僕がキーボードのタイピング音を響かせていると、ソラはよく、高架下の暗い倉庫の隅で、スマートフォンの画面を見つめながら、どこか遠くを見るような目で柔らかく笑っていました。「僕たち3人がいれば、どんな暗号だって解けるよね」 カイが夕焼け空に向かって言った言葉に、僕とソラは何度も深く頷いたんです。 だけど、僕たちはまだ知りませんでした。 僕たちのその高い技術が、やがて大人の醜い犯罪に利用され、3人の絆を粉々に引き裂くことになるなんて。 ソラが、あの冷たい「ダークサイド」の世界へと引きずり込まれてしまう、あの秋の日が来るまでは。
最初はこれぐらいにしましょうか。
それではまた…
##__みらい.
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ひらり🦋
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#ノンフィクション
コメント
1件
ねおさん、第1話読ませていただきました🌷 12歳の少年たちがネットの海で見つけた居場所と友情、その温かさと、これから待ち受ける影――導入からすごく引き込まれました。「息ができる場所」という言葉に、主人公の孤独と、それでも輝いていたあの頃のキラキラした感覚がぎゅっと詰まっていて、胸が熱くなりました。 特に、高架下の倉庫で夕焼け空を見上げながら「どんな暗号だって解けるよね」と笑う3人の姿が目に浮かびます。その穏やかな景色が、これから壊れていく予感で切なくなる…次が気になりますね。 続きも楽しみにしていますね🤍