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桐生からそう言われて思わずカッとなってしまったが同時に思ってしまった…。
愛を知らない俺がアイツらと同じ立場に立てるのだろうか…?
梅宮は愛情に溢れた家庭だったが桜は違うとしても……、この街の奴らに愛されている…。
俺はまともにこの街を行き来していない…。
皐月『…そうだな(ボソッ)』
桐生「…?先輩?」
皐月『話聞いて、相談に乗ってくれてありがとな、少し考えてから答え出すわ』
桐生にそう告げて飲み物しか頼んでない俺らの伝票を持って会計して店から出た。
店から出る前に桐生の顔を見たけど何故か驚いた様な、不安そうな顔をしていたのは気の所為だろ…。
それから俺は颯爽と家に帰ってベッドに沈んだ……。
色々思い返したら頭の整理は追い付かないし……、全てが惨めになったように思えた…。
浮かれてたんだな、俺は。
愛されていると…、でも俺には返せないし、それはwin-winな関係じゃあない…。
俺には誰かを好きになるのも、愛することも出来ない…。
もう独りでいい、いや、元は独りだったんだ、また戻るだけ…。
それでいい、俺は独りでやってける、やってたんだから……。
無理に気持ちを抑えつけて俺はそのまま無理矢理眠った…。