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※設定
無一郎、有一郎 14歳
無一郎 体調不良 無一郎 偏頭痛持ち
僕は365日毎朝僕の双子の兄に起こされ、
起きている。
そして 今日も兄に起こしてもらった。
僕はもう一度寝ようとしたが、 兄に怒られてしまい
僕は渋々瞼を擦り、重たい体を起こし
下の階に降りた。
兄は僕より先に下に降り
朝食をつくってくれていた。
「おはよう、兄さん」
「…ん、おはよう」
兄は朝食をつくりながら、挨拶を返してくれた。
両親は不慮の事故で僕たちが11歳の時に亡くなってしまった。だから、家事や食事の用意は兄がほぼしてくれている。流石に兄の体調も心配なので、僕も何か手伝いたいけど
食事どころか、洗濯機の使い方もわからない。
「無一郎、顔洗ったら机拭いといてくれ」
「はーい」
「机拭き終わったよー!」
机を拭き終わった頃にはリビングには朝食のいい匂いが漂っていた。
「そろそろ食べるか」
「うん!」
「「いただきます」」
「美味しい!」
「よく噛んで食べろよ」
僕の兄さんの料理はとても美味しい。喧嘩していても
文句を言いながらいつもつくってくれる。
そんな兄さんにはいつも感謝しかない。
「「ご馳走様でした」」
「…兄さん!」
「ん」
「いつもありがとう!」
「…わかったから、さっさと机拭いとけよ。俺は食器洗っとくから」
「もー、兄さん本当に冷たいよねー。少しぐらい僕に甘えてもいいんだよ?」
兄はいつも僕に対して態度が冷たい。
だけど、
僕は知っている兄さんは僕を守るために
冷たい態度を取っていることを…
「誰がお前に頼るかよ。そもそもお前料理も何も出来ないだろ」
「うっ…」
「図星だな。準備して早く学校行くぞ」
「はーーい」
「うっ…頭痛い…まあちょっとぐらい平気でしょ」
今日は雨が降っていて、僕は偏頭痛持ちなので頭が少し痛かった。だけど
兄さんは心配性だから僕が頭痛いことを知ったら兄さんはきっと僕を心配して
学校を休むだろう。あとただ単に心配をかけたくないというのもある。
「兄さん準備できた?」
「…ん、そろそろ登校するか」
「……………」
「…無一郎……?」
「え?あ、うん!」
「熱でもあるのか…?」
そう兄さんは心配そうに僕のおでこに手を当てた。
「…ううん!大丈夫!僕はこのとおり元気だよ…!」
「…そうか、だったらさっさと行くぞ」
頭がさっきより痛くなっていたので、薬を飲んでから登校することにした。
「うん!」
僕はできるだけ笑顔を装って、
いつも通り最近あったことや、楽しかったことを兄さんに話した。
兄さんは少し微笑んで僕の話を聞いてくれる。僕はその笑顔が大好きだ。
「でね、炭治郎がこの前こうだったんだよ!」
そんなことを話していたら、学校のすぐ近くまで来ていた。廊下を歩いて
教室に着いた頃には限界がきていた。薬の効果が切れたのだ。
「…っあ…」
僕は席に着く瞬間、頭の痛さと気持ち悪さでその場に倒れ込んでしまった。
「無一郎?!」
「兄さっ…ん」
「ぅっ…ゲホッゴホッ…うぅ…」
「…吐きそうだったら吐いてもいいんだぞ」
「…っでもゴホッゲホッ教室も兄さっもよごっ…れちゃう…ゴホッゲホッゴホッ」
「そんなの後で拭けばいい」
兄さんは僕に抱きついて、僕の背中を優しく叩いてくれた。
「ごめっなさっ…ぃ」
「おぇ…ゴホッゲホッゴホッ……」
「…もう吐き気は治まったか…?」
「…うん……」
「保健室に連れていくから、起き上がれそうか…?」
「…うん」
そう言うと兄さんは僕をおんぶして保健室まで連れていってくれた。
「…ん、そっか僕、寝ちゃってたんだ……」
「…無一郎……?起きたのか…?」
僕の隣には涙目で目が真っ赤になった兄さんがいた。
「ごめんなさい…僕、兄さんに迷惑かけちゃった…」
「お前っなんであんな無茶したんだ!!!俺、俺…また家族を失うかと思ったんだぞ!!!俺がどんだけお前を心配したことか…」
そういうと僕のことを兄は涙で顔をぐしゃぐしゃになりながら抱きついてくれた。
その瞬間終礼のチャイムが鳴った。
「…もうこんな時間か…無一郎、帰れそうか…?」
どうやら僕は6時間も寝ていたらしい。
「吐き気も無くなったし、帰れそう!ありがとう!兄さん!」
かなり頭が痛かったが、
もう兄さんに迷惑をかけたくなかったので、僕は無理やり笑顔を貼り付けた。
「…無理すんな。まだ何処か悪いんだろ……」
「…バレてたんだ……」
「当たり前だろ。双子なんだから」
「頭は痛いけど、帰れそうだよ!」
「そうか…」
兄さんは僕を心配しているようだった。
「兄さん!あのね、帰ったらいっぱい甘やかしてね!」
「当たり前だろ!もう無理すんなよ」
「うん!」
初投稿失礼しました!
作るの結構大変でした😭みなさんこんなに時間かけて作ってくれてたんですね…ほんとに感謝です✨
これからもどんどん作るつもりですのでよろしくお願いします🙇♀️
参考にした人…まな板
コメント
4件
ストーリーのつくりかたがうますぎる...尊敬するわぁ...
初投稿でタイトルの付け方がわからないので、このままになりそうです。申し訳ない🙏