次の日の朝。
あのぶりっ子が早速仕掛けてきた。
「紫猫ちゃぁん♡放課後ってぇ、時間あるぅ?」
“うぇ…なんだこいつ…きも…”
“ちょケビン!そういうこと言わない!”
“君も大変だねマシュー…”
“ドッグデイに言われたら…もう終わりだよ…”
『…貴様の頭はニワトリか何かか?半径3m以上近づくなと昨日言ったはずだが。」
教室に入った瞬間、甘ったるい声で話しかけてくるゴミ。
あの臭い香水はそのままで、鼻が曲がりそうだった。
「そ、そうだったねぇ〜♡ごめんねさぁい♡」
“やっぱコイツきもい!!キャットナップ人格よこせ!!”
“君が出たら血の海になるって!!”
(うるさいケビン。そこで見てろ。)
一瞬顔を顰めながらも取り繕うゴミ。
器用なものだ。尊敬はしないが。
『…放課後?さっさと帰るに決まっている。』
“お菓子食べたいもん!!”
“ジャックはかわいいね…”
煙の実験がまだまだあるんだ。
「…いいから放課後屋上来いよ。昨日のこと忘れたわけじゃないでしょw?」
耳元にそう言うゴミ。
だから面倒くさい予感がしたんだ…
『…』
無言で席に向かう。
あ〜…
『めんどくさ…。』
こういう日に限って1日が早い。
あっという間に放課後だ。
“ほ、ほんとに行くのかいキャットナップ…”
(行かない方が面倒だドッグデイ。…運動神経は私よりお前の方がいい。何かあったら代われ。)
“…分かった!スマイリングクリッターズのリーダーに任せておいて!”
『はぁ…気乗りせん…』
教室を出て屋上への階段を登る。
がちゃ…
重い扉を開けて屋上に出る。
ゴミはまだ来ていなかった。
『…呼んでおいてこないとは。帰るか?』
“お菓子食べたい!!”
“も、もうちょっと待ってみようよ…”
人格達と話していると、扉の開く音がした。
「あは!来た来た〜!」
「言ったでしょ?地獄を見せてやる〜って!…これはその準備なんだぁ♡」
ポケットからカッターを出すゴミ。
…あぁ、理解した。動くの面倒だしいいか。
“か、ったー?何をする気…?”
カッターを手首に押し付け、深い傷を作るゴミ。
「さっさとこれ持って。」
『はいはい…』
わざと逆手でカッターを握る。
その瞬間、
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
叫ぶゴミ。
耳が壊れるかと思った。
“キャットナップ!!どういうこと⁈”
(…あいつは私をクラス…いや、学校から追い出そうとしてるんだよ。)
どっちの味方になるんだろうな…興味はないが。
考えるうちにバゴンッという凄まじい音を立てて飛ぶドア。
「大丈夫か⁈/どうしたの⁈/叫んだのは誰だ⁈」
『…よりによってクラスのヤツらか…』
“…代わろうかぁ?キャットナップ〜。”
(…頼んでもいいか?ハギー。)
“任せて〜。”
『あれ〜?どしたの揃いも揃って〜。』
コメント
6件
P2「そいつの食道にカッター突っ込んで56して食べればいいのに…(食人鬼)」
ゴミ呼びは草wあらやだ、カッターキャーじゃない怖いわァ…()
怖い怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い怖い 言い寄らないd)))))