女子研究大学短編集

【設定】

しろせんせー×まちこりーた

お付き合い中

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《演技だって分かってる。》

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💚｢愛してるわ、海里｣

💙｢……………………、｣

彼女が仕事に出かけている中、1人寂しく静かな部屋でYouTubeを聞く。

ちなみに、数ヶ月前の、彼女＿＿まちこが声優をしている恋するマフィアの声優ラジオ対談の動画。

…………虚しい。なんとも虚しい。

あくまで仕事というのは理解している。

これが演技で｢雨晴天華｣として話していると分かっている。

分かっていても……嫉妬はしてしまうもので

💙｢…………はぁ、｣

ｶﾞﾁｬ

💚｢ただいま〜｣

💙｢！おかえり、お疲れ様｣

💚｢ほんと疲れたぁー、明日も仕事入っちゃって｣

💙｢声優の？｣

💚｢そ、なんか、、猫化の天華ちゃん？やるんだってー｣

💙(……はぁ、？)

猫化。こういう話ではあるあるの物語。

あくまで｢天華｣が猫になる。

……が声は紛れもなくまちこだ。

少しだけ、感情が曇る。

💚｢なんか飲む〜？、、、何見てんの？｣

💙｢ん？あぁ恋するマフィアの、、｣

💚｢ちょっ、声優対談？！ちょっと待って？！見ないで？恥ずい恥ずい！！｣

💙｢……、別にええやろ｣

💚｢やーだ！！だってなんかほら……｣

💙｢愛してるっちゅうから？｣

💚｢っ！…うん、、｣

💙｢……ねぇ、まちこちゃぁん、｣

💚｢なに？｣

💙｢そういう“アレ”最近ご無沙汰なんやって？｣

💚｢いやぁ〜それはそのぉ〜、、｣

そういう“アレ”。

別に変な意味では無い。

ただ単に誰かと付き合っているなど、恋愛事情があるのかという意味。

声優ラジオでその話題になり、まちこは最近ご無沙汰なだけ、だと答えた。

…………俺というものがありながら

💙｢……まちこ、｣

💚｢………………｣

💙｢……俺は、まちこの何？｣

💚｢彼氏、です……｣

💙｢じゃあ、ご無沙汰してないやん｣

💚｢いやでも秘密にしてますしね？？｣

💙｢……、嫉妬するから｣

💚｢え？｣

💙｢嫉妬するんよ、俺やって｣

💙｢演技っちゅうのは分かっとるんけど……、海里になんかこう……嫉妬……をな｣

上手く伝えられない。

みっともないのかもしれないが、演技だってわかっても、まちこの声で他人に好きだと伝えているのはいい気がしない。

💚｢……………うん、｣

💚｢でも私は、せんせーが1番だから｣

💚｢1番……ってか、他にいないけどねw｣

💚｢私は、せんせーしか見てないから｣

💙｢おう……ねぇ、まちこ｣

💚｢ん？｣

💙｢明日、一緒に行ってええか？｣

💚｢………………え？｣

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声優対談最近はじめて聞いて書こう！ってなりました

𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠．