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次の日、私はいつも通り飛鳥と学校に向かうんだ。この、紅音と話している時間かを本当に楽しいんだ。学校にいる時間よりも。この時間だけは、無駄にはしたくなかった。けれど、他の奴らとあってしまう。それが、一軍女子たち。私と紅音の話を遮って話してくるんだ。ムカムカしてる。毎回毎回。奪わないで欲しい。この時間が何よりも幸せか…一軍女子たちには分からないのだろう…。
「愛ー。今日何食べた?」
いつもくだらない質問をして、絡んでくる。これが、一番腹立つんだ!
「私、食欲ないからさ。 」
私はめんどくさいので、そう答える。(本当の事)最近、食欲無くなってきてるのは自分でも分かるほど。体も思うように動かなくなったし…何が原因だろう…?
「どうせ、ダイエットしてるんでしょ?やめな?あんたには出来ないよ。太ってるし〜w 」
ふざけるな!私は、ただ食欲がないだけなのに!ダイエット?太ってる?偏見にも程がある!私は一軍女子たちを見るのすら嫌になっていた。
私は黙って、飛鳥を引っ張り、学校に向かった。後ろで笑う一軍女子たちはうるさく聞こえた…。
会いたくもない!○んでくれ!こんな、腐った世の中に私はどうして生きているのかい?
「姉ちゃん…大丈夫なの?」
飛鳥は心配そうに聞いてくる。なんだか、胸が苦しかった。飛鳥に心配させるなんて…姉失格だ…。飛鳥に心配かけたら…飛鳥のことだからきっと、一人で抱え込んでしまう…
「大丈夫、大丈夫!安心して!私、飛鳥のお姉ちゃんなんだから。」
そう言って、飛鳥を置き走って、昇降口に向かう。すると、穂香と会う。
「穂香、おはよー。」
「おはよう。愛ちゃん。」
そう、ニコッとして挨拶を返してくれた穂香。私は心が温まった。なんだか、いつもの挨拶なのに嬉しかったんだ。
「ねぇ…あいちゃん。」
「ん…?何?」
「昔のあいちゃんって、誰にでも優しくて明るくて、無理をしない子だったよ。 」
昔の私って…そんな良い奴だったんだ。今は心までが腐った、やばい人間、無理してる、昔の私と真逆だな〜。それに比べ、穂香は変わってないのだろ…記憶がないから分からないけれど、きっと…
「今の私はくそだもんね。ごめんなさいね。記憶飛んだ分、悪くなっちゃったからね。 」
私が言うと穂香は慌てた。なんで、慌ててるのかな?
「そんなこと…良いたわけじゃないのよ…。私が悪い子だったのよ。健人くんと話している、愛ちゃん見ると苦しかったんだ。好きな子が愛ちゃんに取れちゃうな…って…」
苦しかったんだ…私から言えば、健人には何も思ってない。(ただの友達感覚)感じ方が違うだけでこんな事になるんだ…。でも、分かるかも…色んな作品見てきたけれど、恋ってやっぱり人を傷つけてしまう。それでも、恋するのが本当の恋ってものだ。
私も悔しかった時期は思い出したな。
和樹と一緒に空き教室に呼ばれた時だったな。「愛はいいな。恋、叶ったんでしょ?」って言われた時…なんかムカついた。なんでだろう。褒めてくれたんじゃないのかな?
あ…!
私は全ての記憶を取り戻した。