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hr「モールス信号…」
kyu「モールス信号?」
hr「音を使ってメッセージ伝えることが出来るやつなんだけど…。お互いが信号のことを知ってないとできないし伝わらない」
km「うたくんは知ってるん?」
hr「知ってるはず…。俺とうたで一緒に覚えようぜ〜ってノリになったことが1回あるから…」
kyu「じゃあそのモールス信号をうたくんが送ってるんじゃないかな」
km「はるてぃーも一緒に覚えとったんやったら分かるんちゃうん?」
hr「わかった。解読してみる」
km「音聞こえるん?」
hr「わかんないから聞こえた音を叩いて再現して欲しい」
km「了解」
こむぎが軽く扉を叩いてモールス信号の再現をする
自分の記憶と照らし合わせると1つの単語ご浮かび上がってくる
hr「う…た…。うただ!」
kyu「てことはここに居るってことだよね!」
km「音を頼りに探せばおるはずや」
hr「じゃあ手分けして探すか。見つけたらインカムで連絡して」
「「了解!」」
正直ここにうたが居るか不安だった
けどちゃんと存在が確認できて心置きなく探索できる
だから後でこの軍の奴らにはたっぷり話を聞く必要がある
hr「とりあえず今はうたの捜索が最優先だ」
そう思い音の鳴るほうに足を運ぶ
段々聞こえる音が大きくなっていく
hr「ここでもない…。まだ先か…」
音が大きくなっているのは分かるが数ある牢屋の中からうたがいる牢屋を探すのはなかなか大変だ
自分の足音で少しかき消されてしまう
hr「彼奴の体力がいつまで持つか分からない…。急がないと…!」
走り出してしばらくすると地下牢の最奥部まで来たみたいだ
音がさっきよりも大きい
ってことはきっとここの周辺にいるはずだ
hr「うた!さっきみたいにもっかい叩いてくれ!もうここまで来てるから!」
そう叫びうたに声をかける
届いてくれ…
そう願っていると近くで音が鳴り始めた
hr「ここか…!」
金属音がさっきの何倍も大きな音で鳴り響く
壊れかかっていた扉の接触部分が外れて扉が開いた
急いで中に入る
hr「うた!」
ut「手荒すぎ…wもっと鍵探してくるとかすれば良かったのに」
hr「だって…ッ!」
うたの肩を掴み声を荒らげる
少し驚いた様子を見せてうたは静かに微笑んだ
ut「…待ってた」
hr「…遅くなってごめん」
ut「別に。それより急いで此処から出ないと」
hr「けどお前…それ」
うたの足には足枷がついている
これを外さなければ逃げることは出来ない
hr『こむぎ!ちょっとヘルプ!』
km『わかった!どこ行ったらいい?』
hr『さっき集まってところを左に行って、分かれ道通らずに真っ直ぐ来たところ!』
km『じゃあ急いで向かうわ!』
hr『よろしく』
インカムの接続を切った
ut「こむぎ連れてくるより国の奴に鍵持ってこさせた方が良かったんじゃ…」
hr「まぁそんなものに頼らなくてもいいって証明するから」
少し経つと二人の人影が見えた
km「お、はるてぃーおった!」
kyu「こんな奥まで牢屋が続いてるなんて…」
hr「こむぎ〜…ヘルプ!」
km「何やったらいいん?」
hr「この足枷破壊して〜」
kyu「え、そんなことできるはず…」
km「なるほどな!任せとけ!」
kyu「…え?」
km「おら!」
バキッという音の後に金属音が鳴り響いた
足枷は鎖の部分がちぎれていた
ut「やっぱ力強すぎだろ…」
hr「だから此奴に頼むのが正解なんだよな」
kyu「え、え?」
ut「きゅーがビビってるw」
hr「まぁこれが普通だからなw慣れる慣れる」
kyu「えー…w」
km「それより合流せんでええん?」
hr「あ、確かに!行くか!」
地下牢をあとにして上に上がることにした
階段を駆け上がり残りの三人の元へと急いだ