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???「やっほ〜……?」???「こんにちは。雨花さん」

???「こんちは。雨花」

???「雨花。来たんだな」

???「ちは〜雨花」


「雨花」は、「橙」、「桃時」、「兎白」、「瑠璃人」に挨拶され、生徒会室に入った。しかし……


雨花「…………?」

桃時「どうしたの?雨花?」

橙「何かあったんですか?」

瑠璃人「何だよ。険しい顔して」

兎白「何だ?」

雨花「みんな静かに」

橙・桃時・兎白・瑠璃人「?」


雨花は辺りをキョロキョロすると、周りの物を触りだした。


橙「(何してるんでしょうか……?)」


桃時、兎白、瑠璃人も同じようなことを想っているのだろう。雨花に対して不思議そうな顔をしている。


雨花「……あった」


雨花は机の下を探ると、黒い発信機のようなものをみつけた。


橙「何ですか?それ?」

雨花「……ふん!」


雨花はそれを踏み付けて壊した。


雨花「これは盗聴器だよ」

桃時「盗聴器?!」

兎白「それは本当か?!」

瑠璃人「誰がそんなもの……」

雨花「それは分からない」

橙「雫さんに相談しに行きましょう」


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???「君たちから訪ねてくるのは珍しいね。何かあったのかい?」


「雫」の元を雨花たちは訪ねた。早速盗聴器について質問する。


雨花「生徒会室に、盗聴器が仕掛けられていました。何か心当たりがありますか?」

雫「盗聴器……そうか……それなら間違いなく妖怪の売買を行う組織によるものだろうね」

橙「確かに私たちは妖怪の売買の邪魔をしてますからね……」

兎白「妖怪の売買はとめどなく行われているんだな……」

桃時「まぁ妖怪たちは自分勝手だけど、人間の私利私欲に利用されるのは違うわよね」

瑠璃人「オレたちの情報を掴んで、脅しにでもするつもりか……?」

雨花「いやきっと対策するためだよ。わたしたちが妖怪の売買に対する情報を握っていて、それを言っていれば、現状の売買の状態を変えることができる。そのために盗聴器を付けた」

雫「これは、私の問題だ。散々君たちを巻き込んでしまったから……君たちのことは私が絶対守ってみせる。すまないがしばらく家に……」

雨花「今更何言ってるんです?」

雫「え?」

雨花「わたしたちはもう散々巻き込まれました。妖怪と人間から署名を貰い、生徒会を起立させ、妖怪の売買を行う組織を倒しています。なのに、今更守ってもらうなんて嫌です。それにあの生徒会室は、わたしの絶好のサボりスポットなんです。それを穢されたら困ります」

橙「私たちも一緒に闘わせて下さい」

瑠璃人「そうですよ!守ってもらうなんて性に合いません」

桃時「アタシも生徒会室は気に入っているの。きつくお灸を据えてやらないと……!」

兎白「俺たちにも協力させて下さい!!」

雫「……分かった。じゃあまた明日。ここに来てくれ。情報をまとめておく」


「「はい」」


果たして───雨花たちは盗聴器を仕掛けた犯人を捕まえることが出来るのか?


【続く】

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