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トリスタンの部屋
コハク)はぁ〜…(なんで仕事部屋が王子の部屋なのよ……)
今は午後、午後は私の本職の仕事をやる時間である
まぁ、仕事って言っても書類整理だけどね
コハク)……なんで仕事部屋が王子の自室なんだよクソがぁぁぁあ!!!!
失礼、恨みがつい
トリスタン)私の部屋が不満なんですか?
コハク)うぎゃぁ!?
なんでいるのこの人!(失礼)
いないと思って恨み吐き出したのに!(こいつ確信犯だわ)
トリスタン)表情から見て「居ないと思って愚痴を吐いた」だと思うんだけど…どう?
コハク)んぁぁぁー!!もうやだぁ!
トリスタン)まぁまぁ、私を守るのも仕事なんですから、ね?
コハク)うぅ”〜…
トリスタンは後ろから私を抱き締め「おや?変わった封筒があるね」と言って茶封筒を手に取った
コハク)??あ〜…っと、なんだろそれ……
トリスタン)いつ貰ったの?
コハク)えっと…確か正門に入ろうとした時に門番に渡されたんだよ
トリスタン)普通の茶封筒だね
トリスタンは茶封筒を開け中から手紙を出し手紙を開いた
コハク)まぁ、見たいなら好きに見てください……私は仕事するんで
トリスタン)冷たいな…
トリスタンは私から離れ椅子に座り手紙を見ている
コハク)…(書類のサイン云々している)
トリスタン)……グシャッ
コハク)うびゃぁ!?
書類を書いていると後ろから紙を握り締める音が聞こえ後ろを向くとトリスタンが殺気立っていた
トリスタン)……
コハク)と、トリスタン……?えっと…な、なんかあった?
トリスタン)…アーサーからの熱烈なアプローチなだけですよォ…💢
こいつ…殺気隠しながら笑うの上手すぎだろ…あと怖…普通に……こわ…
コハク)そ、そか…えーっと…落ち着け?
トリスタン)ちょっとこの手紙燃やしてきますね
コハク)えっと…お好きになさってください…
……こいつ怖…にっこにこの笑顔で燃やしに行ったぞ…
あの手紙になんて書かれてたんだよ…ちょっと気になるな…(好奇心旺盛)
まぁでも…うん、トリスタンがあそこまで怒ってるなら…見なくていいな…
コハク)…あいつほんとに怖…
呟きもう1回再度仕事を進める