コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
真希は玲子をファミレスで待ち伏せしていた。カランカランと音が鳴った。
「あなたが玲子さんね。」
「そうだよ真希さん例の場所は何処にあるの?」玲子は虚ろな目で問いただした。
「奥多摩湖だよ。」真希は答えた。
「バスで行けるね。」二人はファミレスを出て奥多摩行きのバスに乗った。
「私ねあなたに出会えて良かった。」
「私も玲子さんと出会えて良かった。」二人はバスを降りて奥多摩沿いを歩いた。
「いつ溺死する?」
「せっかく来たんだし今日にしようよ。」玲子は真希の言葉に頷いた。
「これ飲んで。」
「安眠剤?」真希は安眠剤を口に含んで奥多摩湖の中に入った。玲子も真希の後を追うように安眠剤を口に含んで奥多摩湖の中に入った。
徐々に意識が遠のく。微かだが誰かの声が聞こえてバシャンと入る音が聞こえた。
「君達何をしてるんだ!」
二人は頬を叩かれ薄目を開けると警察の姿が見えた。
「…。」
「署まで来てもらう。」二人は警察署に連れて行かれた。
「どうして湖の中に入ったの?」
「…。」二人は黙秘をした。
「親御さんに連絡するからね。」刑事が電話をかけた。
「もしもしお宅のお嬢さんが奥多摩湖に入ってまして…。」数時間後お互いの親が来た。
「真希何てことしなの!」
「玲子見知らぬの子と会っちゃダメでしょ!」お互いの母親の怒鳴り声が取調室に響く。
「しっかり見てあげて下さい。」ベテランの刑事がお互いの母親に叱った。
「真希あの子と何処で知り合ったの?」
「自殺サイト死ンデレ…。」真希の母親は驚愕した。
「何ですって…!?」
「玲子さんもいじめられたの…。」真希は大粒の涙を流した。