mz視点翌日
tg ねぇ、まぜたん
ちぐがぽつりと呟いたのは、帰り道だった。
俺はちぐの横顔を見た。
夕焼けがちぐの頬を赤く染めていて、どこか儚げだった。
tg もし、俺がいなくなったら──
mz やめろ!
言いかけたちぐの言葉を、俺は強い声で言った。
わかってる。
ちぐは、「さよならの練習」をしようとしてるんだ。
きっと、いつか訪れるかもしれない別れに備えて。
mz そんなん、考えるな
tg でも、考えなきゃダメなんだよ、ッ
ちぐは小さく笑った。
tg まぜたんがずっとそばにいてくれるの、嬉しい。すごく嬉しい。でも、俺、いなくなるかもしれないんだよ、ッ?
mz だからって、諦めんのかよ、ッ
tg 諦めるわけじゃない。でも、心の準備くらいしておかないと…
ちぐの声は静かだった。
俺は、無性に腹が立った。
mz 準備なんかすんな
tg えッッ
mz そんなの、いらねぇ!
俺は、ちぐの手を強く握った。
mz 俺は、お前がどんな未来でも生きていくって信じてるから。だから、お前も、勝手に終わりを決めんなよ!
ちぐは、驚いたように目を瞬かせた。
そして、少しだけ寂しそうに微笑んだ。
tg そっか……
それでも、ちぐの手のひらはひどく冷たかった。
♡➡︎➡︎結構溜まったら!
コメント
2件
ちぐちゃん、、、 まぜち、、!