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「ねぇ~望くん」
膝の上に乗っけたクッションを抱きしめながら
咳坂 結羅が甘い声で声で話しかけてくる
「なんですかー」
望は通信高校の課題に目を落としたまま答える
「えらいねぇ~望くんは、通信高校の課題なんてそんなに多くないだろうに」
結羅はそう言うと立ち上がり望の隣まで歩み寄った
「確かに少ないけど、早く終わらせればもっと結羅さんと遊べるでしょ」
望はそうニッコリとした笑みで答える
「おぉ~望くんはいい子だなぁ」
望の完璧な回答に結羅の口角が上がる
しばらくの間、結羅はカリカリと課題に書き込まれる文字を見つめた
「―――ねぇ望くん」
注射針の跡が残る望の肘をさすりながら結羅は話しかける
「なんですか?」
そう言い、望は視線を結羅に合わせる
合わせた瞳の瞳孔は開いており、どこか物憂げであった
結羅は少し目を泳がせると口を開いた
「―――望くんはさ、私と一生この家で過ごすか、私と離れて危険な仕事をして過ごすか、どっちがいい?」
―――ここ最近毎日同じ質問をしてくる
結羅は普段ならこんなことはめったに言わない
だからこそ結羅のこの言葉はどこか違和感があった
「そんなの一生結羅さんと暮らす方が良いに決まってるじゃないですか」
望の答えは昨日と変わらない
「だよね~望くんならそう言うと思った」
結羅はそう言うと肘に置いた右手をそっと滑らせる
二の腕へ、胸元へ、そして首筋へ
指を滑らすたび望の体が小さく揺れる
彼女は、望の頭の後ろに手をまわすと顔を首元に近づける
「―――大丈夫、甘噛みだから」
彼女はそう小さく囁くと望の首をゆっくりと噛み、
望を押し倒した
彼女はしばらく唇をかすかに動かし、甘い吐息を漏らすと
望の顎を指先でなぞり、そこから唇、頬、そして耳へと、ためたいなく辿って行った
最後に彼女は唇を密着させ、強く吸い付くとゆっくりと口を離した
その跡はしばらくは消えないだろう
「私と、ずっと一緒に居ようね」
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