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tg視点
pr そろそろ風呂、入るか?
tg あ、はい!
先輩の家にいる、それだけで意識してしまうのに、先輩はさっきからずっと俺をからかうような目で見てくる。
pr ほな、俺が先入るわ!ちぐもその間に準備しとき
tg わ、わかりました……!
俺が頷くと、先輩はニヤッと笑ってお風呂場へと消えていった。
ひとりになった途端、思わず顔を手で隠す。
なんか、ドキドキしすぎて落ち着かない……!
お風呂くらい普通に済ませればいいのに、先輩の言葉や表情を思い出すだけで変に意識してしまう。
tg はぁ、、
とりあえずスマホでも見て落ち着こう。
そう思ってカバンからスマホを取り出した瞬間、先輩からのメッセージが届いた。
『ちぐ、俺の服着るんやろ? ちゃんと似合うんか楽しみやな。』
tg ッッ!?!?
思わずスマホを取り落としそうになる。
何言ってんの!?
確かにパジャマは借りるつもりだったけど、そんな風に言われたら意識してしまう。
俺は震える指でメッセージを打つ。
『そんなの、普通に着るだけです!』
すぐに既読がついて、次のメッセージが届いた。
『ほんなら、あとで見せてもらおか。』
tg ~~~ッッ!?
ダメだ、心臓がもたない。
俺はそのままスマホを布団に投げ込み、深呼吸を繰り返した。
なんとか落ち着きを取り戻し、お風呂を済ませて部屋に戻ると、先輩がベッドに寝転びながらスマホをいじっていた。
pr おかえり、ちぐ
tg ただいまです//
pr ほぉんw
先輩の視線がじっと俺に向けられる。
tg な、なんですか…?
pr いや、似合っとるな思って!
tg ~~ッッ!
やっぱり気にしてた…!
pr 俺の服やから、なんか余計に可愛く見えるわ
tg そ、そんなことないです!
俺がぷいっとそっぽを向くと、先輩はニヤッと笑ってベッドから降りる。
pr ほな、そろそろ寝よか
tg ですね
ドキドキが収まらないまま、俺は布団に潜り込んだ。
けど、なんか違和感がある。
pr ちぐ
tg はい?
pr なんで、そんな端っこにおるん?
tg えっ
pr 俺ら、恋人やろ? もうちょいこっち来いや?
俺が固まっている間に、ぐいっと腕を引かれ、気づけば先輩のすぐ隣。
tg なっ…!!//
pr ふふ、めっちゃ警戒しとるやん
pr し、してません……!
tg ほーん? ほな、もっと近づいてもええんやな?
tg ~~~ッ!! もう知りません!!
俺は真っ赤になったまま、先輩に背中を向ける。
けど、すぐに背中に優しいぬくもりが触れた。
tg な、なんで抱きついてるんですか…!
pr んー? ちぐが可愛いから?
tg ~~ッ!!!
pr もっと甘えてええんやで?
tg だ、ダメですっ!
俺は必死に腕を押し返そうとするけど、先輩の腕は俺を逃がさない。
pr でも、ちぐの方がドキドキしとるんちゃう?
tg し、してません!
pr ほら、めっちゃ心臓うるさいで?
tg ~~~~ッッ!!!
もうダメだ!これは絶対、まともに眠れない!!
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