TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

tg視点



朝、目を覚ますと、隣で先輩がまだ寝息を立てていた。

昨日の夜のことを思い出して、俺は一瞬で目が覚める。

やばい、思い出すだけで心臓がうるさい……!

先輩に抱きしめられたまま寝落ちしてしまったせいか、今もまだぬくもりが残っている気がする。俺はそっと自分の胸に手を当てた。

tg 落ち着け、俺……

深呼吸してみるものの、効果は薄い。俺がまだ布団の中でモゾモゾしていると、ふいに隣の先輩がゆっくりと目を開けた。

pr …ん、おはよ、ちぐ

寝起きの低い声にドキッとして、思わず布団を引き寄せる。

tg お、おはようございます!

pr ふふ、なんや、めっちゃ警戒しとるやんw

先輩はニヤッと笑いながら俺の顔を覗き込んできた。

tg べ、別に! 警戒なんてしてません!

pr ほんまかぁ?w

先輩は布団の中で俺の頬をつついてくる。俺は慌てて顔を背けたけど、熱くなるのが自分でもわかった。

pr ちぐ、朝からそんなに顔赤くして、もしかして昨日のこと思い出しとる?

tg ~~ッ!ち、違います!

pr ほんまに?

tg ほ、ほんまです!

俺が必死に否定すると、先輩は楽しそうに笑ったあと、大きく伸びをした。

pr ま、ほんなら今日はどっか遊びに行くか

tg え?

pr 昨日の夜はからかうばっかりやったし、今日はちゃんとデートしたろ思ってな

tg デ、デート!?

pr おう!せっかくやし、俺と二人で出かけへん?

さらっと「デート」なんて言われて、俺の脳は一瞬フリーズする。

tg そ、そんな…急に…

pr 嫌なん?

先輩がじっと俺を見つめてくる。その視線に、俺はつい視線を泳がせた。

tg 嫌じゃ、ないです…

pr ほんなら決まりやな!

先輩が俺の頭をぽんっと撫でる。俺はその手を払いのけることもできず、ただドキドキしながらうつむいた。

pr じゃあ準備してくるわ

そう言って、先輩は布団から抜け出して、部屋を出ていった。

俺は布団を被ったまま、大きく息をつく。

tg デート、かぁ…

どうしよう。まだ心臓の音がうるさい。

こんなんで、一日大丈夫なんだろうか。

不安と期待が入り混じるまま、俺はゆっくりと布団の中から顔を出した。




『残りの0.1歩だけ___。』

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

100

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚