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[中堂side]
心を落ち着かせようとしていたら、こいつはさらに俺のテリトリーに踏み込んできた
俺に 触るな
気持ちわるい
「 かひゅ」
やめろ
「は っ」
あせってるすがたがうつる
「 は っ ひゅ」
なおしかたはわかる
はく
「 ふ ぅ っ」
とにかく はく
「ふ っ 」
いきが できない
「ふぅ゛~ っ」
なにか
いってる 、?
わかんない
「ひゅ っ ふ ~っ」
───です
──丈夫です
───中堂さん !!
「 ふ~ っ 、 ひゅ」
けほ っ げほ
背中に手が伸びてきて、思わず仰け反ってしまう。途中でそれに気づいた木林が手をおろした。申し訳なさそうにこちらを見ている。
気づいたら手が濡れている。
?
あぁ 。おれか
今の今まで気づかなかったが 、子供のように大粒の涙を零していたらしい。そりゃあ心配になるわけだ。だが俺はひとりになりたいんだ。
「…た のむ 、から」
上手く声が出なくて 独り言のように呟く 。
「でてけ 」