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琴寧
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織田瓦版。
「中村の猿の気遣いに信長は涙と感激」
そんなさなか、事件が起きた。
「ない……ない😭」
「どこにもないーーー!!」
「まつから貰った大切な笄がぁ!!どこへ行ったのだ!!」
この男は、前田利家。
そこへ小姓が駆け寄る。
「利家様!」
「織田信長様がお呼びです!」
「すぐに登城を!」
織田信長は言う。
「利家、よく来てくれた」
「これはお前の笄であろう?」
「拾阿弥から渡されてな」
前田利家は頷く。
「はい、たしかに……」
「拾阿弥殿、拾ってくださったのですな」
拾阿弥はあっさり答える。
「いえ、盗んだのでございます」
「すやすやと寝ていたもので、つい」
利家は思わず
「は?💢💢」
信長は笑う。
「利家、お主も可愛いところがあるのう」
利家は怒りに震える。
「……拾阿弥、貴様💢💢」
「盗みを働くとは……!」
信長も続ける。
「そうだな、流石に盗みはよくない」
「謝れ、阿弥」
拾阿弥は首を傾げる。
「なぜでございますかね???」
「……貴様💢💢(#゚Д゚)」
ザクッ。
利家はそのまま拾阿弥を斬り捨ててしまった。
信長は目を見開く。
「……!」
「利家、貴様💢💢」
「俺の前で刀傷沙汰を起こすとは何事だ!!」
「手打ちにしてくれるわ!!」
近くで控えていた柴田勝家と藤吉郎は青ざめる。
(やばい😱)
藤吉郎は慌てて止める。
「落ち着いてください、殿!」
勝家も続ける。
「流石に命だけは……これまでの働きもございますし……!」
信長は舌打ちする。
「……ちっ」
「出ていけ」
「出ていけよ…貴様なんぞ勘当じゃ💢💢」
利家は歯を食いしばる。
(……😭)
織田瓦版。
「前田利家、織田信長殿の御前にて刀傷沙汰」
「拾阿弥は盗みの謝罪を促されるも、これに従わず」
信長は筆を止め、小さく呟く。
「……俺が謝罪を促したにも関わらず……」
「拾阿弥が謝らなかったのも悪い……だが……」
拳を握りしめる。
「斬り捨てるのは、もっと駄目だ」
「許してはならん……」
「駄目なんだ……😭」
藤吉郎は優しく言う。
「利家殿……きっと殿のことですから」
「しばらくすれば許してくださいます」
「ほとぼりが冷めるまでは、大人しくしておくのがよろしいかと……😭」
柴田勝家は厳しく言う。
「流石に今回は、お主も悪い」
「殿は……泣いておられたぞ」
勝家は続ける。
「謝罪を促したにも関わらず、それに従わなかった拾阿弥に対しても」
「そして、おぬしを追放すると決めたことに対してもな」
「斬り捨てなければ、拾阿弥が処罰されるだけで終わっていたはずだ」
前田利家はうつむく。
「……」
「藤吉郎……親父殿……まつ……」
「すまない……😭」