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私は美咲と一緒に教室に戻る
だけど美咲は顔色が悪い
私は胸糞が物凄く悪い
敦「あ!美咲ちゃん!カスミちゃん!」
なんかオマケみたいな呼び方だな…
美咲「……」
美咲は黙り込む
敦「どうしたの?」
美咲「ちょっと,体調が悪くて…早退しようかな……」
美咲はチラッと私を見た
一緒に帰ってほしいって事か
敦「え?大丈夫?僕も一緒に」
『いえいえ,私もご一緒しますから
私,こう見えてフェンシングや合気道などを教えられて強いので』
私は笑顔で圧を掛けて云う
敦「………分かった……気をつけて帰ってね」
美咲「うん」
『それではお先に失礼します』
モブ1「(ファンクラブに入ってもないのに仲良くするのが悪いのよ)」
私は美咲と一緒に早退をした
顔色も悪い侭なので,家まで送る
其の途中で私は美咲のお兄さんについて聞いた
美咲「ただいま〜」
すると3人の男性が美咲を出迎えた
帽子の人が中也さん,包帯の人が太宰さん,黒外套の人が芥川さんだろう
お兄さんについて聞いておいて良かった〜
中也「どうしたんだ,今日早帰りじゃないだろ
そっちの嬢ちゃんは…友人か?」
『はい,美咲の友人のカスミ・カネシロです』
リアスで名乗るはあれかな,と思いカネシロで名乗る
中也「カスミか」
『美咲は学校で嫌な事があって顔色が優れなかったので,早退させたのです
敦さんは学校です』
芥川「嫌がらせか?」
美咲は首を横に振った
『(。-∀-)』
私は溜息を吐いた
『美咲,私お兄さん達と“お話”するからさ
自分の部屋に行ってて欲しいんだけど良い?』
美咲「?分かった……」
『すいません,ちょっと上がりますね』
私は問答無用でリビングまで上がり,美咲が部屋に行くのを見届けると,お兄さん達の方を向く
『明日は学校に来て下さい
ファンクラブリーダーの奴に敦さんと一緒にいる所を見られました
どう云う意味か……分かりますよね?』
太宰「分かった」
芥川「知らせてくれて感謝する」
中也「態々すまねぇな……」
『いえいえ!では私はこれで…また』
そう云って私は美咲達の家から出た
そして翌日
敦「美咲ちゃん!今日部活?」
敦さんが美咲に聞いた
美咲「え?…今日は休みだけど…」
敦「じゃあさ,今日放課後このメンバーで遊ばない?」
太宰「私たちは用事ないけど,奏さんやアイさん,カスミさん,ルタは大丈夫かい?」
いや太宰さんと兄さん仲良いの?
呼び捨てなんて…
奏「僕は大丈夫ですよ」
アイ「僕も特にはないですね」
ルタ「俺もない
(あれ,でも今日なんかアルバーン叔父さんが何か云ってたような…?まいっか)」
『私も大丈夫です』
敦「よし!決まり〜
美咲ちゃん!何処行きたい?」
美咲「ん〜…私は何処でもいいけど…」
敦「じゃあ,僕が決めても良い?」
皆−敦「うん!」
予想しよう!ゲームセンターになる!
敦「じゃあ,ゲームセンター!」
POG!矢っ張りゲームセンターだ!
場所と時は変わって放課後,ゲームセンター!
美咲「あ!このぬいぐるみ可愛い♡
しよ〜っと」
美咲は可愛いぬいぐるみが欲しく,クレーンゲームをプレイを始めた
しかし中々取れない
美咲「ん〜中々取れないな〜」
中也「俺が取ってやるよ」
中也さんはそう云った
美咲「え,いいの?」
中也「俺結構得意なんだよ
ほら取れた」
話している間に!?
美咲「(((o(*゚▽゚*)o)))♡ありがとう!中也さん!」
中也「今は放課後だからお兄ちゃんって云って欲しいな〜」
美咲「ッ……ありがとう,お,お兄ちゃんッ///」
美咲は顔を真っ赤にして云った
中也「ッ……(可愛過ぎだろ)」
太宰「(よくやった中也)」
敦「(可愛い……ありがとう中也さん)」
芥川「(可愛過ぎる……)」
何をしようかな,と考えていると後ろから誰かに抱き締められた
『ぐあっ!?』
私は驚いて後ろを見る
釣られて他の人達も見る
私に抱き着いたのはオッドアイに,男性とは思えない可愛らしい笑顔
アルバーン「Hello!」
『アルバーン叔父さん!?』
ルタ「あ!そうだった!
今日アルバーン叔父さんゲームセンターに遊びに行くって云ってたわ!」
ええ!?本当なの?!
サニー「あうばぁん!急に走らないの!
!カスミちゃんとルタ君!
奇遇だね。他の子はお友達?邪魔しちゃったらごめんね」
『さ,サニーさん!!』
私は驚いて声を上げた
他のゲームの音で殆ど掻き消された
アイ「おー成程成程……奏!帰ろ!」
奏「え?なんで?」
アイ「みぃちゃん達も!」
美咲「…………?」
ルタ「くっ…カスミ…お前サニーさんの事…!」
奏「あ〜成程」
美咲「帰ろっか」
中也「お,おう……そうだな」
何故か他の皆は帰ろうとした
『え,待って』
アルバーン「楽しんで!
僕ユーゴ達と先に帰ってるね!」
『叔父さん!?』
私とサニーさんは無言で立っていた
『ah…取り敢えず…回りましょうか!』
私はサニーさんの手を引いてゲームセンターの手を引いて回る
時々クレーンゲームをして7時になった
サニー「これ以上はルタ達が心配するから帰ろっか」
私とサニーさんは家路につき,家の前に居た
『ありがとう,サニーさん!』
私は笑顔でそう云った
サニー「どういたしまして」
サニーさんは私の頭を撫でた
私は照れくさそうに笑う
サニー「…………可愛いなぁ,好きだなぁ」
サニーさんが突然そう云った
『ぇっ……?』
サニー「あっ,何でもない
忘れて」
そう云って手を振って帰って行った
私はただ,未だ飲み込めなくてポカンとしていた
サニー視点
ただ可愛いなって思っていた
頭を撫でただけなのに嬉しそうに,そして照れて笑っている彼女を見ると胸が高鳴る
彼女はまだ未成年で学生
そう心に留め,ずっと想いを閉じ込めていた
せめて彼女が卒業して成人したら想いを伝えようと思っていた
でも想いは溢れ出る時がある
「…………可愛いなぁ,好きだなぁ」
つい溢れてしまった想い
平然を装って帰る
彼女の戸惑った顔でさえ,愛おしかった
サニー視点終了