あの夏の日に僕達は死んだ
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kn:今日、泊まる?
sm:あー、そうしよっかな。
明日は休み。
ずっとあの家にいるのは嫌だ。
kn:じゃ、おやすみ。
sm:おやすみ。
そう言って部屋の電気をきる。
ピピピピ、ピピピピ、ピピ
アラームがなる。
隣にいた彼がいない。
もう起きたのだろうか
1階へと降りる。
sm:kn…?
彼はいなかった。
外にいるのだろう
俺はソファーに座ってスマホを見ていた。
9時36分。
お腹が空いてきた。
勝手に冷蔵庫を漁るのはだめなので
コンビニでも行こうと玄関へ向かう。
ガチャ
kn:…ん?あ、smどっか行くの?
sm:お腹すいたからコンビニ行こうかなって。
kn:あぁ、ごめん。ご飯か、
sm:…何処に行ってたの?
kn:海だよ、近くに綺麗な海があるの。
smも行ってみなよ、綺麗だよ。
sm:へぇ〜、
海。
ここら辺で近くの海と言われたら、
ひとつしか浮かばない。
まだ弟がいない頃、
母親と海へ遊びにいった。
sm:あそこね…。
俺はそう呟きながらご飯を手にとり
店員へと渡す。
ピ、ピ、ピ
店員:合計584円です。
お金を渡す。
店員:416円のお返しです。
sm:海…。ちょっとぐらい、いいよね。
俺はあの海へと足を動かす。
ザー、ザー
人はあまりいなく、
綺麗と言うよりかは
ゴミなどが散らばって
汚いようにも思える。
ピロン
スマホが鳴った。
彼からだ。
戻ろう。
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