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バレンタイーン!にて様!私にもチョコを!え? 毒入りチョコならくれてやろう?や、遠慮しておきます え、待って近づけてこないでギャァァァ! «この後私を見た者はいなかった»
やぁ!
続きだよ!
……あれからどれくらいたったんだ?
得体の知れない黒のモヤに呑まれて、まだ視界は晴れないままだ。
意識を取り戻したのは30秒前ぐらいだな。
重い瞼開けようとするが、身体が言う事を聞かない。
丁度今日は疲れてたんだ。
このまま寝ちまっても…………
アメリカ「………………はッ!!」
バッ
「こ、こんな事してる場合じゃねぇってば!!」
ナチスと日帝chanは……
ナチス「いきなり起きたと思ったら騒がしい奴だな。」
……ふ……ッ、笑
なかなか起きないから死んだのかと思ったぞw
アメリカ「お前こそ一言余計なんだよ……ったく……!!」💢
……あれ、日帝chanは……
くるりと当たりを観察する。
灰色の木々が生い茂り、周りを掻き回すように音を立てて吹く寒風。
こんないかにも危険そうな森の中で、加えてこんな状況で
眠ろうかと考えていた自分に嫌気がさす。
ナチス「ここら辺はもう粗方見た。」
多分というか、確実に、ここは怪異の森だな。
まぁ、怪異の森の何処かは知らんが。
アメリカ「そんな当たり前のこと言うな…………って……まぁ、それぐらいしか分かんねぇか。」
俺ら2人はまだしも、日帝chanは当然、まだ4人とも合流していない。
ナチス「……取り敢えず日帝を探すぞ。」
同じモヤに呑み込まれたんだ、近くにいるだろう。
スタッ……
木に寄りかかるように立つのをやめて、黙々と歩き始めたナチス。
まったく、無愛想というか、人の気持ちが分からねぇやつだなぁホント!!
アメリカ「……おぃッ!」
日帝chanは最優先事項だが、
俺がいること忘れんなよ!!
日帝「うぅ…………」ボソッ
ジンジンと続く頭痛に頭をおさえながらゆっくり顔を上にあげる。
見渡せば、案の定怪異の森。
漂っている禍々しい雰囲気が、私の頭痛の原因だろうか。
2人とはどうもはぐれてしまった。
私の勘だが、怪異の森のかなり奥に流されたらしい。
日帝「…………なんだったんだろ、あの黒煙……。」
……まぁ、そんな事を思っていても助けは来ないだろう。
今は誰かを探す事が第1だ。
ナチス「あぁそうだ。」
アメリカ、お前魔水晶あるか?
無言で歩き続けた数分、草を踏む音と、風邪でざわつく木々達が不安を煽る。
アメリカ「…………ぁ?」
急に口を開きやがったと思ったら俺の魔水晶だぁ?
こいつの口下手にはますます呆れる。
まずはもっと違う話から入るだろ。
ナチス「聞こえなかったのか。」
魔水晶だよ、魔 ● 水 ● 晶〜
アメリカ「いや聞こえてるわ……💢
……はぁ……持ってるが何だ?」
懐から魔水晶を取り出し先頭を歩いているナチスに追いつくよう足を速める。
ナチス「そうか、よかった。」
俺のは多分ここに着くまでに落としたんだと思う。
アメリカ「はーん。」
で、なにすりゃいんだ?
ナチス「話が早いな。」
それで日帝と、ソ連達に連絡が取れるか確かめてみてくれ。
アメリカ「仕方ねぇな。」
んじゃ1回早歩きすんのやめろよ。
追いつくの結構疲れるし。
ナチス「…………運動不足なのか。」
すまんな。
アメリカ「ちげーよこの野郎!!💢」
魔力濃度が濃い場所に行っちまうと魔水晶の通信が遮断されるからだなーー……!!
ナチス「、止まったぞ。」
早くしろ。善は急げだ。
アメリカ「…………最後まで聞けや……!!💢」
アメリカ「おーい!!」
日帝ー〜!!chanー〜ー!!!
ナチス「……可笑しいな、日帝の魔水晶が応答しない……。」
アメリカ「……ナチスみたいに魔水晶無くしてんのかな……」
ナチス「それとも、なんだ?」
お前が言ってた魔力濃度がどうたらこうたらか?
どちらにしても心配だな。、
アメリカ「先にアイツと連絡出来るかだけ試すか……」
中国「ソ連、……どうなってるヨロシ? 」
南の国境を抜けた少し手前、日はもう暮れており当たりは冷たい空気に覆われている。
イタ王「ioの予想だと怪異の森に行ったと思うんね!!」
中国「……はぁ”〜、、」
イギリス「イタ王さん、それが問題なのですよ。」
そもそも、こんなに広い怪異の森の中で集合とかありますかねぇ。?
ソ連「なんか緊急事態が起きたとか?」
一同「………………」
皆、嫌な予感がしたという表情で分が悪そうに目を逸らす。
中国「…………だとしたら我達はどうするアル?」
イタ王「魔水晶はどうなんね〜?」
ソ連「もうやってんだよな。
ナチスの魔水晶が通じねぇんだ。」
イギリス「アメリカさんや日帝さんは?」
ソ連「日帝はともかくあのアメカスに連絡はな…………
まぁ、……しゃーねぇ、やってみるか。」
シュウウッ!!
一同「!!」
ソ連の魔水晶が突然光りに包まれる。
中国「応答してみるヨロシ。ソ連。」
ソ連「……へいへい。」
アメリカ「Hey、クソコミー!!」
アメリk……
ソ連「言わなくても
そのムカつく呼び名と無駄にテンション高ぇ声で分かるわ。」
んで、どうなってんだよ?
ナチス「俺もいる。」
話すと長くなるから簡潔に話すぞ。
俺たち3人は、突然黒いモヤみたいなのに飲まれて、怪異の森に入っちまった。
俺達は偶然同じ場所に飛ばされたんだが、日帝が何処にいるか分からないんだよ。
中国「……さらっとすごい状況になってるアルね?」
日帝に連絡はとれないアルか?
アメリカ「あぁ、今連絡しようとしたんだが応答しないんだよ。」
とにかく、お前らは怪異の森で日帝と俺たちとまた合流しなきゃいけないって事だ!
イギリス「えぇ……っと、お二人のいる場所は連絡が取れるってことですか?」
ナチス「さぁな。」
分からん。最悪、魔水晶が通じるのはこれが最後かもしれない。
アメリカ「コイツにさっきも言ったが、魔力濃度が高ぇと魔水晶の通信が妨害されるから連絡は難しくなる。」
イギリス「……魔力次第って事ですねぇ。」
イタ王「アメリカにしてはいい事知ってるんね〜!!」
ioたちは早く向かうんよ!!
日帝が心配だし!!
中国「賛成アル。」
ソ連「……んじゃ、状況は分かった。」
今から俺たちも向かう。
ナチス「あぁ。」
あと、俺たちが言えたことじゃないが今怪異の森で何かあった事は事実だ。
油断はするなよ。
ソ連「任せろ。」
じゃあまた。
タッタッタッタッタッタッ……
かれこれ10分ほど当たりを見渡しながら移動している。
さっきから頭痛が激しいのは、ここら辺一帯の魔力濃度が高いからだと思う、。
早くここから抜け出したいけど、進むにつれ見えていく景色は全て同じに見える。
日帝「…………可笑しい……」
異型共は当然といえば当然だが、生まれながら保有する魔力によって、姿を変えたり能力を向上させたりするものだ。
そして、殺されたからと言ってその異型の魔力は消える訳では無い。
私たちの使った魔法からでも、異型共の死体からでも、放出された魔力がこうやってこの森に溜まる。
日帝「…………でも、だからってこんなに濃いはずない。」
仮に、この現象の原因が分かれば、同時に
今までの異変にも説明が着くのだろうか。
それぐらいに、予想だにしないことが、前例もない事が立て続けに起こっている。
誰 かがここで膨大な魔力を消費したのだろうか。
……
はたまた、ここで沢山の異型が死んだか。
はい、おかえりん
あ、HappyValentine!🍫
じゃあね!