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彼岸花には,悲しき思い出,諦め,独立,情熱,エリカには,孤独,寂しさ,博愛… やっぱり,過去の出来事が…
やぁやぁ
もうテスト始まっちゃうよ…ぉぉ😢
ソ連「効率を重視するなら2手に分かれた方がいんじゃねぇか?」
イギリス「で、ですね、」
でも、ナチスさん達も日帝さんも、何処にいるのかさっぱりですよ?
前と後ろで2列になり、今にも襲いかかってきそうな木々の奥を進んでいる。
お互い緊迫した状況なのを分かってか、あまり会話は弾まない。
中国「二手に分かれるんだったら、どうするアル?」
イタ王「io含めて全員、魔水晶は持ってるし、……?」
ソ連「………日帝の魔水晶が通じないってことは、落としたか魔力濃度の高い場所に飛ばされたかどっちかだ。」
後者だった場合、日帝を探すのは攻撃に特化した魔法の奴がいいだろ。
……
皆が、混乱した顔をして俯き沈黙した。
重い空気の中、助け舟を出すように声を上げる。
イギリス「………攻撃向け…かは分かりませんが、…」
“私は日帝さんの方に行きます。”
一同「!!」
……
ソ連「…、俺も日帝の所に向かおう。」
イタ王「じゃあ、io達はナチ達と合流するんね、」
中国「何かあったら連絡しようアル。」
……下次再见面吧。
その後、中国達と離れ
なにか手がかりがないかと地面を見ながら走っていた。
ソ連「………にしても、イギリス。」
お前があぁやって言うのも珍しいな。
ピタッと足を止め、こちらに振り返った。
イギリス「そうでしょうか?」
……まぁ、日帝さんには色々お世話になったので。ニコッ
ソ連「、」ピクッ
んな事言ったら、他のやつもそうだ。
。
だが、日帝は自分が感謝されるようなことした覚えは無いって言うだろうなぁ。
イギリス「、。」
そうなのですか?
ソ連「日帝はそういう奴だよ。」
大体、日帝は興味が無い奴にはつくづく無関心だからな。
そもそも興味がなければ何も関与しない主義だ。
イギリス「………、興味、ですか。」
日帝さんは東西南北で最後に入られたんですよね。
ただでさえ忙しいときだったのに、
わざわざ私の助けを申し出てくれたのは少し申し訳なかったというか、。
ソ連「……」
細長い目で数秒イギリスを見つめた後、
少し時間が空いた。
ソ連「お前は考えすぎだ。」
日帝含め俺らは良くも悪くも一般人より”経験を積んだ”。
それだけでも俺たちは世間のために胸張って生きなきゃいけない。
そうだろ?
……
イギリス「……」
……それもそうですね、。ニコッ
タッタッ…タッ……
イギリス「………ッッ、?!」
一体に足を踏み入れると、空気が変わる感覚に陥った。
ここは恐らく魔力濃度の高い場所
いや、確実にそうだった。
でなければ今までこんな感覚になる訳が無い。
ソ連「この先は彼奴らがいるかもしれない。」
注意……
は………ッ、、?
茂みを潜り視線を前に戻すと、
切り株に座り足をばたつかせている少女が居た。
??「〜……♫」
イギリス「……ッ、、あれは…?」
気持ちぼんやりとした視界の中、その少女だけはくっきりと見えた。
まるでそこに居るような。
生きているような。
ソ連「…………」
唖然とした顔で少女の後ろ姿を見ているソ連。
普段冷静な彼も驚きを隠せない様子だった。
イギリス「ソ連さん。これは、」
??「……ぇッ?」
クルッ
先程まで鼻歌を歌っていた少女が声に気付いたのかこちらを見た。
イギリス「ッ!!」
後ろ姿だけでは分からなかったが、顔を見た事でようやく私も理解した。
??「誰?」
ここで何してるの?
少女は、日帝さんに瓜二つだ。
今よりも少し短い黒髪に、こちらを見透かすような赤い瞳。
ただ、今の日帝さんと違う所は
見た目は幼く、瞳の真ん中には十字のハイライトが入っていて性格がまるで反対だ。
ソ連「………、」
??「ねぇ、答えてくれないの、だーれ?」
ここでなにしてるの?
長い髪を揺らしこちらに歩み寄る。
細く小さな手には、彼岸花が握られているのが分かった。
切り株の周りにはエリカの花が群生している。
周りの灰色な雑木林とは裏腹なその鮮やかな光景は、私たちの目が少し眩んだ。
ソ連「………大日本帝国。」
それが君の名前だろ?
イギリス「……ッ」
やっぱりそうなんだ。
この”人”は日帝さんの数年前の姿だ。
ソ連さんが知っているのを見ると、
私が日帝さんに会う前、日帝さんが西南北の方々と会う前の……
??「…」ビクッ
大日本帝国「ビックリしたぁ……
どうして知ってるの?」笑
もしかして、2人とも私の友達なのかなぁ、
名前はなんて言うの?
ニコッ
ソ連「……あぁ、驚かせてしまって悪いな。」
俺はソ連だ。
……
コツッ
…
私に目配せをして肘をつく。
取り敢えずやり過ごせということだろうか、
イギリス「同じく、イギリスと申します。」ニコッ
一気に先程までの緊張感が抜けたのか、彼女は明るい声色で話し始めた。
大日本帝国「〜!✨️」
そうなんだねぇ!
私は大日本帝国って言うんだぁ…
………ぁ!
もう知ってるみたいだから言わなくても良かったね、!
へへ…ッ、笑
ニコッ
ソ連「……」
なぁ、大日本帝国は何故ここに?
俺たちは迷ったんだ、ここはどこか知っているか?
焦った様子を見せずに話を進めていくソ連さん。
流石だと感心しながら会話に耳を傾ける。
大日本帝国「………」
ここ?
ここは…
私も知らないよ。
イギリス「…………」
突然響く暗い声。
それに呼び寄せられるように強風が茂みを襲う。
ザワッザワッ…
…
ソ連「……そうか、なら仕方ないな。」
ありがとう、。笑
大日本帝国「……」
、ううん!
ねぇ、2人は私の友達なんだよね?
久しぶりだなぁ、友達とお話できるの!
ニコッ
イギリス「…喜んでくれたのならなによりですよ。」ニコッ
大日本帝国さん、何処から来たのかも存じませんか?
大日本帝国「ううん…、」
わかんない…
お母さんが違う人の所に行くって、
私は着いてきただけなんだよ、…
イギリス「………」
ソ連「教えてくれて感謝するよ。」
俺たちはもうここから移動しようと思う。
いいか?
大日本帝国「………」ピクッ
そっかぁ。、
じゃぁ、”ばいばい”だね!!
あ、最後にお話してもいい?
イギリス「……構いませんよ。」笑
ソ連「………」
大日本帝国「………ニコッ」
2人とも…
“嘘つきだね”
ソ連「…ッ、、」!
2人は”今の”私と友達じゃないでしょ。
2人が慕ってるのは私の未来。
私がそんなこと知らないと思った?
彼女はそう言って、持っていた彼岸花をへし折った。
自分勝手だよねぇ、ほんと!!
なんにも知らないくせに一方的に甘い言葉で
みんな私を騙すんだ…。泣ポロポロ
今の私は皆のこと大っ嫌い。
エリカの花が散り、冷たい土に落ちた。
イギリス「!!
日帝さ……」
グイッ
ソ連「………。」
首を横に振り、私を阻む。
何も言うなということだろう。
イギリス「………ッ、。、」
口を出す勇気もなく、視界は歪み暗転した。
、
日帝「……!!」
稲妻のように、空気から脳内に伝わる感覚。
魔力濃度が高いため、並大抵の魔力量ならかき消されてしまうが
今のだけははっきりと伝わった。
日帝「……なに、…今の魔力量、」
7人が揃って魔法を使ったとしても匹敵するか怪しい。
考えられるのは嫌な考察だ。
………
グニュッ
上の空で進んでいくと、足元になにかが当たった。
生あたたかい気持ち悪い感触
同時に臭う血生臭い匂。
日帝「………ッッ…!!」
ぇ……ッッ 。
視線を戻せば、
辺り一面に異型のものと思われる死骸や食いちぎられたような臓物。
個体は様々で、上位種のものも複数確認できる。
日帝「…………!!」ゾクッ
背筋が凍る光景に息を飲む隙もなかった。
同時に、影の奥から気配が近づいてくるのが分かった。
おかえり
グロいの苦手だった方ほんとにごめんなさい
ちなみに、大日本帝国さんが握っていた花(彼岸花、エリカ)の花言葉は調べてみてください(🫵🏻 ᴖ ̫ ᴖ)
では、さようならぁ!