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🥽 × ☯️ オメガバース
αの「ラット」に関する要素
Ωの「ヒート」、「巣作り」に関する要素
わんちゃんR
以上のものを許容できる方はどうぞ
今日、ロスサントスでは歪みだか意図的だか不明な要素が導入された。
簡単に言うと縦社会、良くないタイプの上下関係が、 警察、救急隊、ギャング、…その他諸々、色んな人に馴染んでいった
この制度のようなものが入った後、病院でみんな検査をした。男性女性以外にもうひとつの性別、があるらしい。そんなこと言われたって…という感じだが、義務らしいのですることになった。結果はΩ。どういうものなのか聞けば、「あまり多くない性別、まだ入ったばかりだから何も分からない。けれどもしかしたら他の子達より困りやすいかもしれない」との事。どういうこっちゃ
見てわかるくらい困惑していたら肩を叩かれて、どうにかなる、と署長が言っていた。ちなみに見えた第二の性別はβだった。コイツ他人事だろ
お医者さん…口調でわかったとは思うがよつは殿の言っていた通りで、本当に何かと困ることばかりある。なんて言うか、第二の性別の話をしたら周りの見る目が変わった。自分には縁のない話だと思っていた 上下関係うんたらかんたらは自分も論外ではない。周りを少し見たら成立しているカップルは割と乗り気に見えた、呑気だが、平和でいいかとは思う。一種の思考放棄だが
こんなことに長らく付き合わされてたら考えを放り投げたくもなる
あんまり人がいない所、少し物陰に座って、彼らが楽しそうに話すのを見る。あそこに入る勇気が今はない。なんか、ちょっと怖い。
何をして時間を潰そうか、眺めるだけでは時間が無駄になる。
ああ、そういえば定期検診がある。出来れば人も同行させた方がいいらしい。何があるか分からないから。
そんなこと言われたって、今となっちゃ肩身の狭い自分は何も選べないのに…
ため息をひとつ吐いて、どうしようと悩んでいたところ、上から声がかかる。
「なにしてんの?」
聞き覚えがある、というか聞き覚えしかない。先程コンビニ強盗の対応に行っていた同期の存在だった。唯一彼は第二の性を知っても対応が変わらず居てくれる。周りは接し方が分からないと言った様子だけど、導入前から変わらずに居る彼に、安心感はあった。
「あぁお疲れ様ですえびす殿、対応終わったんですか?」
「そーねー、ついさっき終わったとこー」
「この後ご予定とかは?」
「え〜〜…多分ない、ちょっと待って確認するわ」
スマホを取りだして予定を確認したり、何故か目の前にいるのに少し声が遠くなったりしている。立ち位置変わってねえのにな、と思いながら彼が帰ってくるのを待つ。
「特になーい、しばらくしたら寝るかな〜ぐらい」
「あなや、でしたらちょっと付き合ってくれません?」
「いいよ〜、なにすんの」
「ちょっと定期検診行かなきゃ行けなくって…」
「あぁおっけー、服どうする?着替えた方がいい?」
「私は着替えた方がいいと思うんですけどー…どうだろ、着替えたいなら着替えていいと思いますよ」
「んー、じゃあ着替えるか」
そんな会話をしながら更衣室に入る。二人の空間ができる、そういえば彼の第二の性はなんだろうか、そう思って聞こうと口を開いて、そちらに目をやると、やけにこちらを見ていた。主に首、項辺、なんで見るんだ?と思っていれば、ひとつ聞かれる。
「…霊明さあ、番とかいるの?」
そんな話をかけてくる人だと思ってなかったのもあって、驚いてしまう。ああ、インナー着てるからそんなこと思われたんだろうか。確かにこの時期、首輪をつけていないΩらしきものは全く居ないし、こんな風なのは自分だけなのだろう。
彼との距離が近付く、近くなる。距離が、縮まる。
何故かやたらと彼の行動が目に写る、綺麗な青い髪、つけられたゴーグルの下では、どんな目をしているんだろう。
腹の奥から何かがこみ上げる。暑い。何故か、熱くて、立っていられない。くらくらする
彼の匂いが強く、強くて、崩れるように座り込む。息が荒くなる。彼を見上げる。
「えび、す…どの…?」
いつもは自分より低い彼が、自分より高い位置にいる。何かを堪えていそうだった。何を我慢しているのだろうか、何を耐えているのだろうか。
分からない。けれどきっと教えてもくれない