元貴side
今日は滉斗とデートしに行きます
ちょっと楽しみ
ちょっと緊張
僕は髪の毛をセットしながら今日の事を
考える。今日は滉斗と一緒に水族館へ行きます
落ち着いた場所だから服装は少しシンプルめに、
だけどお洒落も抜かりないように、
忘れ物がないようにカバンに入れて、、
…いや女子か
こんな事する男子いないだろ普通
まぁいいやデートだもん
気合い入れていいよねっ?
僕は軽い足取りで家を出た。
実は今日現地集合なんです
本当は滉斗と一緒に向かうつもりだったん
だけど、滉斗が諸事情で一緒に行けなく
なっちゃったので一人で向かいました
僕はスマホを片手に見ながら、
滉斗とのメッセージを開く。
僕は滉斗に“着いたよ”とだけ送る。
滉斗はどんな服を着て、どんな髪型で、
どんな気持ちでここに来るんだろう。
考えただけで胸がぎゅっとする。
僕が辺りを見ながら待っていると、
前方からすらっとした高身長の男性が
歩いてきた。
元貴『っ…!滉斗っ…!///』
僕が高身長の男性(滉斗)を見つめると、
彼はにこっと微笑みながら僕に話しかけた。
滉斗『おはよ笑 可愛いね笑』
元貴『ありがと、滉斗もかっこいいよ、?///』
僕が頬を赤く染めながら言うと、
滉斗は幸せそうに微笑んだ。
滉斗『ありがと!行こ!』
元貴『うん、!///』
僕は滉斗の隣を歩きながら、ふと横を見る。
隣にはセンター分けをした滉斗がいて、
カジュアルな優しい青色を身に纏い、
男らしい首筋が魅力を放っている。
隣を歩いていても分かるぐらいにかっこいい。
僕が滉斗をじっと見つめていると、
滉斗は少し頬を赤く染めながら言った。
滉斗『見過ぎ笑 恥ずいんだけど、///』
元貴『あっ…ごめん、、かっこよくて、////』
滉斗『…罪深いよ、そういうの、///』
滉斗がそっぽを向いて耳まで赤くしながら
そう言った。罪深いって…何が、?
僕の発言が罪深いってこと…?
僕がよく分からなさそうに首を傾げていると、
滉斗は僕の目を見てにこっと笑いながら言った。
滉斗『そういう所も可愛いんだけどね笑』
元貴『んへへっ…///』
僕がそう言って照れくさそうに微笑むと、
滉斗は一瞬口をへの字にして顔を赤く染めた。
涼ちゃんに教えてもらった事、
意外と役に立つかも…
褒められたら照れくさそうに微笑む!
そしたら相手も思わず照れちゃう!
って言われたから試してみたけど…
さすが涼ちゃん
僕は滉斗と一緒にカップル割りで水族館へ
入館した。受付の人にカップルですか?と
聞かれた時は顔が熱くなるのを感じ、
鼓動が早くなった気がしたけど、
僕の反応を見て滉斗が優しく“そうです”って
答えてくれた。
少しだけ滉斗の彼女という実感が湧いた
気がして嬉しくなった。
滉斗『クラゲがいるよ元貴』
元貴『わぁ…変なのー』
滉斗『んはっ笑 かわいっ笑』
僕がそう言うと、笑いながら僕の頭を撫でた。
髪の毛が崩れないようにいつも優しく撫でて
くれる。気遣いができる人って素敵だな…
僕が滉斗をじっと見つめていると、
滉斗はにこっと笑って言った。
滉斗『そんな可愛い目で見ないでよ笑』
元貴『んなっ…!///』
僕がそう言うとまるで犬をなだめるかのように
僕の頭を撫でた。
滉斗に撫でられると心地が良くて、
どうしても胸がぎゅっとしてしまう。
クラゲを見終わった後、
ぐるっと一周回ったりお昼ご飯を食べたりした。
僕と滉斗が大きな水槽を見ている時、
滉斗が僕に優しく話しかけた。
滉斗『元貴』
元貴『ん?』
僕がそう言って滉斗を見ると、
滉斗は僕にキスをした。
元貴『ちょっ…!誰かに見られたら…!///』
滉斗『大丈夫 誰もいないよ』
そう言って周りを見渡すと、誰もおらず、
ただ静かで落ち着いた音楽が響き渡っていた。
滉斗『今日はありがとね』
元貴『こちらこそ、楽しかったよ、』
僕はそう言って滉斗を優しく抱きしめる。
顔は滉斗の胸に埋めて、
赤くなってしまっているのを隠す。
まぁ耳赤くなってたら意味ないんだけどね
滉斗『そろそろ帰ろっか』
元貴『うん、』
僕はそう言って滉斗の隣を歩いて外に出る。
外に出ると予報とは全く違く、
雨が降っていた。
コメント
7件
わぁぁぁ…! こんなに微笑ましいデートって存在していいんですか…っ? もう終始「良かったねぇ…お幸せにねぇ」って思いながら読んでました🥹←誰?
なんだこのイチャイチャ……ふつーなら殺気立つのに…落ち着いて見れるとは…それに雨か………良きシュチュがみえそう…!
雨よどうか2人のために協力してくれ