ポ:「そういうことだったんだ」
日本とのやり取りを聞き納得してくれた。
相変わらずパラオちゃんはボーッとしてる。
パ:「………////」
ポー:「雰囲気からして違うよ」
日:「でもこの人が私の反対の性です」
なんだか確信を持たれた言い方をされた。
まぁそうなんだけど。
パ:「………(日本とキスしちゃった////)」
日ノ本:「パラオちゃん大丈夫?」
僕の顔を見るやいなや日本に抱きつき顔を埋めてしまった。
日:「なんでキスなんてしたんですか!」
日ノ本:「してほしいって言ったからだよ」
日:「もう大丈夫ですからね」
パ:「////」
後ろ姿でも赤面してるのがわかる。
日ノ本:「ところでフィンランドくんは?」
家に上がってからというものの彼の姿を見ていない。
噂をしていると勢いよくドアが開いた。
フィ:「よお~~”“お前らも飲もうぜ~」
ずかずかと酔いながら日本に酒を勧めている。
ポーランドの方を見るとやれやれと呆れて頭を抱えていた。
ポ:「こんなことだと思った…」
日ノ本:「なにかまずいの?」
ポ:「この前飲み過ぎてぶっ倒れたんだ」
彼の心配を横目にウォッカはすぐになくなっていった。
フィ:「日ノ本~お前も飲めよ~~」
日ノ本:「良いよ♪」
日本酒をメインに飲んでいたけどウォッカの味も悪くない。
日ノ本:「うん、美味しい」
フィ:「わかってるなぁ~お前は~♪」
腕を肩に起きながら言っていたがまた変なことを言い出した。
フィ:「俺とウォッカの飲み比べしようぜ」
待ったを入れようとしたが応答を待たず始めてしまった。
お互い順調に飲んでいたが数十本辺りで彼の手が止まる。
日ノ本:「もうギブ?」
フィ:「なわけ……」
予想通りソファに倒れた。
日:「お酒強いんですね」
日ノ本:「まぁまぁね♪」
日ノ本:「とりあえずフィンランドくんを寝かせてくるよ」
寝室に入り横にさせたがまだ飲むといい駄々をこねている。
酒は面白い。こうして相手の本性を暴いてしまうのだから。
フィ:「まだ飲める!」
日ノ本:「そんなベロンベロンじゃ無理でしょ」
布団をかけようとした時グイと腕を引っ張られ引きずり込まれた。
フィ:「あの勝負、まだ終わってないからな!」
日ノ本:「はいはいわかってるよ」
話を淡々と済ませ部屋から出ようとしたが
フィ:「なに出ようとしてんだ」
日ノ本:「僕は眠くないもの」
馬乗りになりじっと僕の目を見て言った。
フィ:「抱かせろ」
酔うと突拍子のないことを言うんだな。
が、それも一瞬。
フィ:「は?え??」
日ノ本:「なに?僕が襲う側じゃおかし?」
なにか言いた気だったが接吻をして黙らせた。
舌もねじ込んで、こんな濃いのをしたのはあまりない。
腕で引き剥がそうとしてきたがすぐに抑え動けなくした。
その間ももぞもぞこ動いて苦しそうだ。
フィ:「んあっ……あ…はぁはぁ//// 」
トロリとした目で僕を見て止めてと言っているようだった。
日ノ本:「で?どうする?僕はその気ならいつでもシてあげるよ♪」
フィ:「は、はい♡」
とは言いつつも軽く口づけをするにとどめた。
寂しさと驚きが混じった表情をしている。
しまいには泣きついてきた。
フィ:「なんでシてくれないんだよぅ……」
日ノ本:「だってまだウォッカの勝負がついてないから♪」
日ノ本:「それまでは…お預け♡」
フィ:「いじわる!!」
うまく丸め込むことができた。部屋の向こうが騒がしかったので直ぐに後にした。
ロ:「ウォッカはどこにある……」
中:「ロシア落ち着け」
ポ:「なんで僕を睨むのさ! 」
予想以上に酷かった。なんせロシアが包丁をもって彷徨いているのだから。
日本の肩を叩きウォッカを渡すよう促した。
中国がすぐに飲ませると正気に戻った。
それから僕がいることに驚くのも遅くはなかった。
僕から言おうとしたが日本が一から伝えてくれた。
日ノ本:「なんでここに来たの?」
ロ:「フィンランドにウォッカもらう約束してたんだ」
中国はロシアと行き合ったのでそのまま着いてきたらしい。
日ノ本:「あ、そうだ!」
日:「なにか?」
日ノ本:「日本の家族に会いに行かなくちゃ!」
日:「え?!」
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