テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
大介📩『話がある、明日家に来れる?』
翔太📩『もう会わない』
大介📩『そう…分かった。お前の家の鍵返したいからとにかく明日うちに来いよ』
翔太📩『ポストに入れといて』
翔太 side
朝目覚めると多幸感で胸が溢れている。
隣で眠る亮平は枕の端を両手で握りながら寝ていて可愛い。
いつの間にか二人とも服を着ている。
亮平があの後、着せてくれたんだ。どこまでも優しくて〝愛されてる〟を感じた。
長く伸びた前髪を横へ流すと、華麗で長いまつ毛が際立つ。思わず手を伸ばして触れるだけのキスをした。早く起きないかな…
翔太💙『亮平…ねぇ…』
亮平は目覚めいいイメージだった。疲れているのか時計の針は9時を回っている。
亮平💚『んっ…』
可愛いなぁ・・・鼻のてっぺんをツンと弾くと〝んん〟と言って顔を横に背けた。
翔太💙『リョウ起きてよ…』
仕方なくベットから降りようと床に足を付くと、後ろから飛びついた亮平に、ベットに戻された。逆さまの亮平から〝おはよう〟と甘いキスが降ってきた。
翔太💙『おはよう…初めて迎える朝だね////』
亮平💚『可愛い事言っちゃっておいで翔太』
求められる愛がこんなにも幸せだなんて知らなかった。あれから佐久間からの返信がない。不安や心配は尽きないけど、亮平を巻き込みたくないし心配かけたく無い。ちゃんと逃げずに自分だけで話をつけたい。
亮平💚『翔太が嫌じゃ無いならここに一緒に住んでもいいんだよ?』
翔太💙『えっ?』
亮平は俺が引っ越そうか迷っていた事を心配してくれている。正直あの家にはいい思い出はないけど、鍵返してくれるって言ってたしな・・・
亮平💚『ごめん//まだ早いよね?焦っちゃったかな////でもいつでもおいでね』
翔太💙『ごめんいきなりでびっくりしただけ。すごく嬉しい。ちゃんと考えるね』
亮平は後ろから抱き竦めると頰にキスを落とした。吐息が首にあたりくすぐったい。鎖骨を吸い上げキスマークをつけると唇を重ねた。亮平の手がお腹を撫でた。
亮平💚『翔太エッチしたい』
翔太💙『うん』
ベットに横になると互いの足を絡ませ入り乱れた。
亮平に抱かれてると不安な事も忘れられた。優しく頰や頭を撫でたくさんの愛で守られてる安心を得られた。
帰り際に亮平が家の合い鍵を渡した〝いつでも来ていいから何かあったらすぐに教えてね〟そう言っておでこにキスすると満面の笑みで俺が見えなくなるまで手を振った。
マンションを出てスマホを見るとアイツから返信が来てた。
大介📩『家の鍵ポストに入れたから』
良かった。これで安心して家へ帰れる。マンションを見上げると、亮平がベランダからこちらを見て手を振っている。すごく可愛い。俺も目一杯手を広げて手を振った。足取り軽く自分のマンションに着くとポストの中に白い封筒に入れられた鍵があった。
部屋の前で封筒の鍵で中へ入ると、思いの外勢いよく開いて前のめりになると玄関ホールに跪く形で転んだ。
翔太💙『痛った…』
大介🩷『よぉ!おかえり翔太』
玄関扉の前に立つ佐久間は笑顔で俺を迎え入れると、無理やり腕を引っ張ってリビングへと侵入した。
翔太💙『痛いっなんで?』
大介🩷『なんで?どうして佐久間が居るの?って聞きたいのは俺の方だけど?とうとう亮平と付き合っちゃった?』
大介 side
恐怖に怯える翔太は堪らなく可愛い。
俺をイライラさせる翔太は嫌いだ。従順に俺の言うことを聞いていればいいものを欲張って好かれようとするから、自分の立場を悪くするんだよ。本当翔太は要領が悪い。
大介🩷『で?もうヤッた?』
亮平が翔太の事好きなのはずっと前から知ってる。誰よりも亮平の事理解してるからね。それにあのノート拾ったのは俺だから。康二がもうちょっと波風立たせてくれると期待してさりげなく託したんだけど、期待外れもいいところだった。さっきから鎖骨に色濃く残るキスマークが俺の胸をざわつかせてまた翔太を傷つけようとしている。
翔太💙『そっそんな事ある訳ないだろっ?前から泊まる約束してただけだよ』
嘘が下手くそすぎて可愛いすらある。亮平と俺は長い事、互いに違う相手を好きになり片想いを貫いてきた。俺からしてみれば翔太さえいなければ叶った恋心のはずだったんだ。
物腰が柔らかくおっとりした性格の翔太は誰からも好かれた。亮平が好きになったのもどうせ同じような理由だろ?亮平がもう一度振り向いてくれるならどんな手段でも構わなかったんだ・・・
大介🩷『亮平と別れろ』
翔太💙『えっ?』
翔太side
隠すべきだろうか?
〝翔太の気持ち、ちゃんと分かってもらおう〟亮平の言葉が心を動かす〝勇気〟を出す番。
グッと拳に力を入れる。
翔太💙『亮平の事好きだ。だから別れない』
大介🩷『ふざけんなよ。ちょっと優しくされたくらいで好きって何?』
翔太💙『亮平はちゃんと好きが返ってくる。俺のこと優しく包んで安心するんだ。心があったかい。こんな気持ち初めてなんだよ』
〝ちゃんと亮平の事好きみたいで良かったよ〟そう言って俺に近づくと冷たい目で俺のことを見下ろした。この目に睨まれると恐怖で体が動けない。佐久間は俺の腕を掴むとシャツを無理やり剥ぎ取った。
大介🩷『いい事教えてやるよ翔太。亮平は受けだぞ?お前のためにアイツ無理してるんだ。亮平と寝たの俺が先だからな』
何言ってんの?
俺の上に跨った佐久間は首筋に舌を這わすと、人差し指で鎖骨のキスマークを愛おしそうになぞった。
大介🩷『アイツ好きなんだよ鎖骨にキスマークつけるの。今も変わってないな』
翔太💙『何どう言う事?』
大介🩷『亮平が翔太を好きになる前まで俺たち付き合ってたんだよ?お前のせいで別れたんだよ。あらっ教えて貰えなかったの?』
翔太💙『そんな筈ない。だって亮平は初めてだって経験ないって・・・』
〝攻めは初めてだからね…嘘つかれてた気分は如何かな 可哀想な翔太くん〟意地悪な顔で見下ろすと、佐久間は初めて俺にキスをした。
翔太💙『やめて』
大介🩷『最後に今日だけ特別に亮平抱いてた時みたいにお前抱いてやるよ。きっとそっくりだよ?アイツのお手本俺だろうから』
嘘だ。俺を孤独にしたくてこんな酷い嘘を言うんだ。亮平が嘘つく筈ない。あんなに熱く愛し合ったのに・・・佐久間は今までが嘘のように優しい目で俺の頰に手を添えるともう一度唇にキスをした。耳の中をクチャクチャと音を立てて舐め回した。体から力が抜けていく。優しく全身にキスが落とされ首筋を吸ったり歯をたてた。
翔太💙『もうやめて…嫌だ』
大介🩷『舌頂戴…翔太』
翔太💙『やめて////嫌…嘘だ違う』
大介🩷『ええっとこの後どうだったっけ?そっか歯列をなぞって気持ちよくなったところ、下を脱がすんだった。そうやって抱かれたろ?』
絶望ってこんな感じだろ。
結局俺は誰に抱かれてた?
やっと手に入れた幸せだと思っていたものがこんなにも早く俺の手から消えた。
俺が手に入れられなかった佐久間は、今優しく俺を抱いている。亮平を抱いた時を思い出しながら、絶望の涙に暮れる俺を見て楽しそうだった。
大介🩷『最後に気持ちよく抱けて良かったわ。お幸せにね。あっあと亮平エッチしたいとき、お腹撫でてくるから察してあげて彼女さん』
コメント
23件
potato見た?やばくなかった?全員がしょっぴーを好きだと思うと(妄想)ドキドキしちゃったー💓てかツーショット写真どれもやばかった🤭
第一声「きっつ……」からの、第二声「涼太助けてぇ」😂😂😂やっぱりゆり組召喚したくなっちゃう💦💦 今回の💚は大分本人として想像しやすかったです。素晴らしい👏 💚💙は可愛いが渋滞しますよねー。🧡はどう出るのか、誰か💙を助けてくれるのか、💚ちゃんは???面白い!!!!!